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雨の日こそチャンス!子どもとできる室内あそびで『お口ポカン』を予防しよう

こんにちは🌸木更津市で子供の歯並び矯正を行なっている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックの口育士です🍀

気がつくと、子どもの口がぽかんと開いている…
そんな姿をよく見かけることはありませんか?これは、いわゆる「お口ポカン」と呼ばれる状態で、子どもによく見られる口腔習癖のひとつです。

子供 口呼吸

お口ポカンとは、無意識のうちに口を開けたままにしてしまう状態のこと。テレビを見ているときや、ぼーっとしているときなど、日常の中で自然に口が開いてしまっている場合は要注意です。

この状態の主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。

お口まわりの筋力の未発達(口を閉じる力が弱い)

アレルギーや鼻づまりによる鼻呼吸のしづらさ

口呼吸の習慣化

 

お口ポカンを放置すると、以下のような悪影響が出る可能性があります:

歯並びの乱れ(出っ歯や開咬など)

口呼吸による風邪やアレルギーの悪化

唇やお口の乾燥・トラブル

嚥下(飲み込み)や発音への影響

虫歯や歯周病のリスク増加

叢生

「なんとなく口が開いているだけ」と見過ごしてしまいがちですが、お口ポカンは将来的な口腔トラブルのサインでもあります。
早期に気づいて対策を始めることが、健康な歯並びや正しい呼吸の習慣づくりにつながります。

 

お口ポカンは“口の筋肉の弱さ”が原因?

お口ポカンの原因としてよく挙げられるのが、口の周りの筋肉の弱さです。特に「口輪筋(こうりんきん)」と呼ばれる唇を閉じる筋肉がしっかり使えていないと、自然と口が開いたままになってしまいます。

口輪筋

また、舌や頬の筋肉、顎の発達状態も密接に関わっています。これらの筋肉が十分に働いていないと、口を閉じることが難しくなり、飲み込む動作(嚥下)や正しい発音、さらには表情づくりにも影響してしまいます。

 

以下のような特徴が見られる場合は、口の筋力が弱いサインかもしれません:

いつも口が開いている

唇を閉じるのが苦手

食べ物をよくこぼす・飲み込むのに時間がかかる

発音がはっきりしない

笑顔が少なく、表情が乏しい

さらに、姿勢の悪さ(猫背)や鼻づまりなども、口呼吸を助長し、口周りの筋力がうまく発達しない原因になります。

悪い姿勢

子どもの成長過程では、これらの筋肉をバランスよく育てることがとても大切です。
無理に注意したり矯正するのではなく、楽しみながら筋肉を使う習慣を取り入れることで、自然と改善を目指すことができます。

 

雨の日はお口トレのチャンス!室内あそびが効果的な理由

「雨の日は外で遊べないから、子どもが退屈しがち…」そんなときこそ、お口ポカン対策のチャンスです!

実は、室内遊びの中には、お口まわりの筋肉を自然に鍛えられる動きがたくさん含まれています。とくに雨の日は、家で過ごす時間が増えるため、親子で向き合いながらトレーニングを取り入れるのに最適なタイミングなのです。

室内遊び

室内遊びが効果的な理由は次の通りです:

親子で一緒にできる:子どもはひとりではなかなか継続できません。親と楽しく遊ぶ中でトレーニングになると、自然と続けやすくなります。

楽しい=継続できる:トレーニングと構えるよりも、「遊びの中でできる」方が子どもも前向きになれます。

日常に取り入れやすい:特別な道具や場所がなくてもできる工夫がいっぱい。毎日の生活の一部として習慣化しやすくなります。

さらに、雨の日は子どもが集中しやすく、落ち着いて遊びに取り組めるため、お口の使い方や姿勢なども丁寧に意識させやすいのがポイントです。

「せっかく家にいる時間、どうせならお口育てもしよう!」そんな気持ちで遊びを取り入れることで、将来の健康な口腔機能の土台作りにつながっていきます。

 

おうちで簡単!お口の筋トレになるおすすめ室内あそび5選

雨の日でも楽しくできる、お口ポカン予防に効果的な室内遊び5選をご紹介します。どれも特別な道具は不要。親子で楽しみながら、お口まわりの筋肉をしっかり鍛えられます!

① ストロー遊び
水やジュースをストローで吸って飲むだけでも立派なトレーニング。
紙コップに小さな紙を浮かせて吸い上げたり、ストローで紙を動かすゲームにするとより楽しく!

🔸ポイント:細めのストローを使うと、唇の筋肉(口輪筋)にしっかり刺激が入ります。

ストローで水を飲む

 

② 風船ふくらましゲーム
風船をふくらませるには、しっかりと息を吐き出す力と口の筋力が必要です。
風船がふくらむ喜びは、子どものやる気にもつながります。

🔸注意:小さなお子さんには大きすぎる風船は避け、誤飲には十分注意しましょう。

風船を膨らます子ども

 

③ あいうべ体操
「あー」「いー」「うー」「べー」と口を大きく動かす体操。口輪筋や舌の筋肉、表情筋などが一度に鍛えられます。
声を出して一緒にやることで、お子さんもノリノリに!あいうべ体操と風邪・インフルエンザ予防の関係について詳しくはこちら

🔸コツ:1日10回程度、鏡の前でやると効果的です。

あいうべ体操のやり方

 

④ ハンカチふーふー競争
テーブルの上に置いたハンカチを、口で「ふーっ」と息を吹きかけて遠くまで飛ばす遊びです。呼気のコントロールと唇の閉じる力を育てます。

🔸工夫:タイムを計ったり、距離を競ったりしてゲーム性をアップ!

息を吹く

 

⑤ ピロピロ笛・口笛遊び
口笛やピロピロ笛などの吹くおもちゃも、お口トレにピッタリ。
音を出すためにはしっかりと口をすぼめて息を吹く必要があります。

🔸ポイント:音が鳴ることで「できた!」という達成感も得られます。

吹き戻し

こうした遊びは「トレーニング」というより「ゲーム感覚」で取り入れるのがコツ。親子で笑いながら続けることで、お口の筋力アップとポカン癖の改善につながります。

 

遊びながら「お口ポカン」を防ぐ!親ができる声かけと習慣化のコツ

お口ポカン対策は、一度やったら終わりではありません。
継続することが何よりも大切です。そのためには、親の関わり方や声かけがとても大きな役割を果たします。

特に意識していただきたいポイントは以下の3つです:

① 「注意」ではなく「誘導」する声かけを
「また口が開いてるよ!」と叱るのではなく、「お口、ぴったんこできるかな?」「お口チャックゲームしようか♪」など、ポジティブな言葉で楽しく誘導しましょう。
子どもは楽しいと感じると、自分から取り組もうとする意欲が高まります。

② 毎日の生活の中に“ちょっとだけ”取り入れる
朝の支度やお風呂の時間、テレビを見る前など、日常の中で決まったタイミングに取り入れるのがおすすめ。
「ごはんの前に3回だけ“あいうべ体操”しようね」といった軽いルールでも、続けることで効果が見えてきます。

③ 子どもの成長を「見守る」気持ちを大切に
年齢や体の発達によって、お口周りの筋力には個人差があります。
すぐに変化が見えなくても焦らず、楽しく続けることが第一。
「上手にできたね」「昨日より声が大きく出せたね」など、小さな変化を一緒に喜んであげましょう。

褒める

 

お口ポカンは、子どもの将来の健康に関わる大切なサイン。でも「矯正」ではなく、「親子で楽しく習慣化すること」が改善へのいちばんの近道です。

お口ポカンは、子どもの口腔発達や健康に大きく関わる重要なサインです。見過ごすと歯並びや呼吸、虫歯などのトラブルにつながる可能性があるため、日頃からの観察と予防がカギになります。

特に、雨の日は室内で過ごす時間が長くなる分、親子で「お口トレーニング」を取り入れる絶好のチャンス!ストロー遊びや風船ふくらまし、あいうべ体操などを通じて、楽しく自然にお口の筋肉を鍛えることができます。

そして何より大切なのは、子どもにとって「楽しい」と感じられる工夫。叱るのではなく、遊び感覚で習慣化し、成長を温かく見守ることが、お口ポカン改善への近道です。

おうち時間を活用して、子どもの健やかな発育と正しいお口の機能を一緒に育てていきましょう!

笑顔の子供

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