陽光台ファミリー歯科クリニックは千葉県木更津市、内房線君津駅が最寄りの歯科クリニックです

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気づいてあげて!子どもの出っ歯・受け口の初期サインとは

木更津市で子どもの歯並び矯正をしている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです🌼

うちの子、なんだか歯の噛み合わせが変かも…?
そんなふとした違和感が、歯並びのサインかもしれません。

乳歯の時期でも、前歯が極端に出ていたり、下の歯が上の歯より前にある場合、「出っ歯(上顎前突)」や「受け口(反対咬合)」の可能性があります。

上顎前突 反対咬合

気づくきっかけとして多いのは、横顔を見たときの輪郭の違和感や、写真を見返したときの表情です。日常のちょっとした観察からでも、親御さんが早く気づくことができます。

「そのうち生え変わるから大丈夫」と放置してしまうと、将来的に矯正治療が長期化・複雑化するリスクも。
歯並びや顎の成長に不安を感じたら、早めに小児歯科に相談することが大切です。

 

受け口(反対咬合)の特徴と原因

「受け口」とは、下の前歯が上の前歯より前に出ている噛み合わせの状態を指します。正式には「反対咬合」とも呼ばれ、乳歯の段階から見られることもあります。見た目としては、下あごが前に突き出して見えるのが特徴です。

受け口の原因には、いくつかのパターンがあります。
ひとつは「骨格的な要因」で、下あごの骨が上あごよりも成長しすぎている場合。これは遺伝の影響を受けやすいといわれています。
もうひとつは「機能的な要因」で、舌の位置や咬み癖、口の周りの筋肉の使い方などが原因で一時的に反対咬合になることもあります。

放っておくと、見た目だけでなく、食べ物のかみ砕きにくさ、発音の不明瞭さ、あご関節への負担など、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。また、成長期にはあごの成長差が広がりやすく、改善が難しくなるケースもあるため、早期の見極めと対応が重要です。

 

出っ歯(上顎前突)の特徴と原因

「出っ歯」は、上の前歯が前方に突き出ている状態で、正式には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれます。前歯が前に出ていて口が閉じにくい、唇が自然に閉じないといった特徴が見られます。

出っ歯の原因もさまざまで、大きく分けて「骨格的な要因」と「習慣的な癖」に分かれます。
骨格的な要因では、上あごの骨が大きすぎたり、下あごの成長が遅れていることが影響します。これには遺伝が関係しているケースが多く見られます。

一方で、日常の癖が出っ歯を引き起こすこともあります。代表的なのが、指しゃぶり、舌を前に突き出す癖(舌突出癖)、そして口呼吸。

口呼吸

特に長期間にわたって続くと、前歯が徐々に前に押し出されてしまうのです。

見た目の問題だけでなく、出っ歯は口が乾きやすくなることで虫歯や歯周病のリスクが高まったり、滑舌が悪くなることもあります。さらに、顔立ちや口元の印象にも影響するため、将来のコンプレックスにつながることもあります。

子供 孤立

早期に原因を見極め、必要な対策をとることが、将来の健康と自信につながります。

 

受け口・出っ歯のセルフチェックポイント

お子さんの歯並びが気になったとき、まずはご家庭で簡単にできるチェックをしてみましょう。以下のポイントを参考に、日常生活の中で気になる変化がないか観察してみてください。

【受け口チェック】

下の前歯が上の前歯より前にある

正面から見て、あごが前に出ているように見える

食べにくそうにしていたり、発音が不明瞭なことがある

 

【出っ歯チェック】

上の前歯が大きく前に出ている

口を閉じにくそうにしている

横顔を見ると、唇が前に突き出て見える

指しゃぶりや口呼吸の癖がある

 

チェックのタイミングは?
3歳頃から歯並びのチェックは可能です。特に、前歯が生えそろう3〜4歳や、乳歯から永久歯への生え変わりが始まる6〜7歳前後は注意深く観察してあげましょう。

定期的にお子さんの歯並びを写真に残しておくと、微妙な変化に気づきやすくなります。少しでも「おかしいかな?」と感じたら、専門家に相談するのが安心です。

歯科検診

 

早期発見・早期相談が大切な理由と治療法の選択肢

子どもの受け口や出っ歯は、できるだけ早く気づいてあげることがとても大切です。なぜなら、成長期のあごの発育を利用することで、負担の少ない治療が可能になるからです。

小児矯正は、骨の成長が活発な時期に始めることで、将来的な抜歯や大がかりな矯正を避けられる可能性が高くなります。たとえば、あごの骨のバランスを整える「成長誘導」や、悪習癖を改善する「筋機能療法(MFT)」など、お子さんの発育に合わせたアプローチが可能です。

風船を膨らます子ども

治療のタイミングとしては、早いお子さんで3歳頃から観察が始まり、当院では矯正治療は年長さんごろからスタートすることもあります。永久歯が生えそろう前に治療を始めることで、歯列やあごのバランスを理想的な状態へ導くことができます。

一方で、成長が進んでしまうと骨格の修正が難しくなり、本格的な矯正や外科的処置が必要になるケースもあります。
そのため、「気になるけれど様子を見よう」と後回しにするのではなく、「まずは相談してみよう」と行動することが、お子さんの未来の笑顔につながるのです。

 

子どもの歯並びの気づきが、将来の笑顔を守る第一歩

子どもの「受け口」や「出っ歯」は、見た目だけの問題ではありません。食べづらさや発音への影響、あごの発育バランスの崩れなど、将来に関わるトラブルへと発展する可能性があります。

乳歯の時期でも、歯並びやかみ合わせに違和感があれば、それは体からのサインかもしれません。
ご家庭でできるチェックを通じて、早い段階で気づき、適切なタイミングで小児歯科に相談することで、子どもにとって無理のない、効果的な矯正治療の選択肢が広がります。

「様子を見る」ではなく、「今できることを知る」ことが大切です。子どもの健やかな成長と、将来の自信につながる笑顔のために、ぜひ一度、歯並びを見つめなおしてみてください!

お子さんの歯並びで気になることがあればお気軽に当院へご相談ください。初めての方はLINEまたはお電話(0438-38-4854)からご予約ができます!

小児専用診療室