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小児矯正

子供の歯並びを良くする方法 – 子供がたくさん来る歯医者が教える生活習慣と適切な矯正時期

こんにちは🍀木更津市で子どもの歯並び矯正をしている陽光台ファミリー歯科クリニックの口育士です。

今回はお子さんの歯並びが気になる親御さんに向けて、お家でできる歯並びの予防方法や子どもの矯正についてお話していきます。

お子さんの歯並びは、単に見た目の問題だけではありません。実は、歯並びは子供の全身の健康や発達に大きく関わっています。歯並びが悪いと、食べ物を十分に咀嚼できず、消化器系に負担をかけることになります。また、発音にも影響し、コミュニケーション発達の障害となる可能性もあります。

さらに、不正咬合(噛み合わせの問題)は顎の発達にも影響し、頭痛や肩こりなどの身体的な不調を引き起こすことも。子供の頃から適切に対処しておくことで、これらの問題を未然に防ぐことができます。

また、見た目の問題も軽視できません。思春期に入ると、外見への意識が高まり、歯並びの悪さがお子さんの自己肯定感を低下させることもあります。早めに予防や対策を行うことで、将来的な心理的負担も軽減できるのです。

歯並びの問題は、成長とともに悪化することが多いため、早期発見・早期対応が非常に重要です。お子さんの顎はまだ発達途中であり、この時期に適切な介入をすることで、将来的に大掛かりな矯正治療が必要になるケースを減らせる可能性が高まります。

 

●乳歯期からできる歯並び予防

乳歯は将来生えてくる永久歯の「場所取り」をする重要な役割があります。乳歯期から正しいケアを行うことで、将来の歯並びトラブルを予防できます。

【毎日の食事で悪い歯並び予防】

柔らかい食べ物ばかりでなく、適度に硬い食べ物も取り入れることで、顎の筋肉が発達し、歯並びにも良い影響を与えます。また、左右均等に噛む習慣をつけることも大切です。

・野菜スティックやりんごなど、噛みごたえのある食材を取り入れる

・よく噛んで食べる習慣を身につける(一口30回が目安)

・食事の際に「どちらの歯で噛んでいるか」を時々確認する

 

【指しゃぶり対策】

長期間続く指しゃぶりやおしゃぶりの使用は、前歯の出っ歯や開咬(前歯が閉じない状態)の原因になることがあります。4歳頃までに自然にやめることが理想的ですが、それ以降も続く場合は対策が必要です。

・叱るのではなく、優しく声をかけてやめるよう促す

・指しゃぶりしていない時を見つけて褒める

・指しゃぶり代わりとなる安心できる物、習慣を作る

・どうしても続く場合は、歯科医院に相談する

     

    ●歯並びの種類と対処法

    前歯の隙間:多くの場合、犬歯が生えてくると自然に閉じることが多い

    前歯の隙間

     

    八重歯:スペース不足の可能性があるため、歯科医のチェックが必要

    八重歯

     

    叢生(歯のでこぼこ):重度の場合は早期の介入が効果的なことも

    叢生

     

    ●適切な矯正時期と判断基準

    「いつから矯正を始めるべきか」は多くの親御さんの悩みです。年齢だけでなく、お子さん個人の発育状況や問題の種類によって最適な時期は異なります。矯正のタイミングを見極めるためには、定期的な歯科医師のチェックが欠かせません。

    矯正治療は大きく分けて以下のようなステージがあります。

    ・予防矯正(5〜8歳頃)

    悪い歯並びの原因となっている口呼吸や舌の悪習慣の改善、顎の発育誘導を行います。取り外し可能な装置を使用することが多いです。

    筋機能矯正

     

    ・第一期治療(8〜10歳頃)

    顎の発育を促す治療で、「床矯正」や「拡大装置」を使ったり、マウスピースを使った矯正を行います。重度の出っ歯や受け口など、早期に対応すべき問題に有効です。

    拡大床 マウスピース矯正

     

    ・第二期治療(12歳前後〜)

    永久歯がほぼ生えそろった段階で行う本格矯正です。マウスピースやブラケット(いわゆる「歯列矯正」)を使用します。

    マウスピース矯正 ワイヤー矯正

       

      ●歯科医師に相談すべき歯並びの問題のサイン

      お子さんの歯並びで気になることがあれば、早めに専門家に相談することをお勧めします。以下のサインに注意しましょう。

      ・前歯が4本以上重なっている(叢生)

      叢生

       

      ・上の前歯が下の前歯を完全に覆う(過蓋咬合)

       

      ・前歯が閉じない(開咬)

       

      ・受け口(下顎前突)

       

      ・著しい出っ歯(上顎前突)

       

      ・噛み合わせがずれている(交叉咬合)

      交叉咬合

       

      ●小児矯正を行う歯医者の選び方

      すべての歯科医師が矯正治療に精通しているわけではありません。以下のポイントを参考にしてお子さんにあった歯科医院を選びましょう。

      ・複数の矯正装置を使い分けている

      ・歯のクリーニングや虫歯治療など矯正以外の処置もできる

      ・調整料はかかるか?

      ・子供が楽しめる歯医者か?

      失敗しない!こどもの矯正の歯医者選びはこちら

       

      お子さんの健やかな成長のために、歯並びは見逃せない重要なポイントです。正しい歯並びは、単に見た目の問題だけでなく、咀嚼機能や発音、さらには全身の健康にも関わる大切な要素です。乳歯期から始められる予防としては、バランスの良い食事でしっかり噛む習慣をつけることが基本です。また、指しゃぶりなどの悪習慣はできるだけ早めに卒業させ、乳歯の早期喪失を防ぐために定期的な歯科検診も欠かせません。

      気になるサインがあれば子供がたくさんくる歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックへご相談ください。

      LINEまたはお電話(0438-38-4854)からご予約ができます。