朝の顎の重み・頭痛は食いしばりが原因?根本対策とマウスピースの効果
木更津市の歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです🍀
「朝起きたとき、顎が疲れている」「奥歯が浮いたような感覚がある」……。これらは、睡眠中に無意識に行っている食いしばり(クレンチング)のサインです。

実は、睡眠中の食いしばりには、自分の体重以上の負荷が歯や顎にかかっていると言われています。主な原因は以下の3点です。
精神的・身体的ストレス: 脳がストレスを解消しようとして、無意識に顎に力が入ります。
噛み合わせの不調: 詰め物の脱落や、特定の歯が強く当たることでバランスが崩れます。
習慣・癖: 日中も無意識に上下の歯を接触させる「TCH(歯列接触癖)」がある人は、夜間も強く噛み込みやすい傾向にあります。
まずは、自分の舌の縁に波打ったような「歯型の跡」がないか、鏡でチェックしてみてください。それがあれば、あなたは夜間にかなりの力で食いしばっています。

歯ぎしりが強い人のお口のサインはこちらをご覧ください。
放置は厳禁!食いしばりが引き起こす「全身への悪影響」
「ただ歯を食いしばっているだけ」と侮ってはいけません。持続的な過負荷は、お口の中だけでなく全身の不調を招きます。
歯へのダメージ: 歯が削れる(摩耗)、ひび割れる、あるいは健康な歯が根元から折れてしまうこともあります。
歯周病の悪化: 強い力がかかると、歯を支える骨が吸収されやすくなり、歯周病の進行を劇的に早めます。
顎関節症: 顎の関節が痛み、口が開きにくくなる、関節から音が鳴るといった症状が出ます。
全身の不調: 顎の筋肉(咬筋)は首や肩の筋肉とつながっているため、慢性的ないわゆる「筋緊張型頭痛」や「肩こり」の原因になります。

歯科医院で行う専門的な対策(マウスピース治療の真実)
歯科医院での最も一般的で効果的な対策は、「ナイトガード(マウスピース)」の製作です。

市販のマウスピースと歯科医院で作るものは別物です。 市販品はフィット感が甘く、逆に噛み合わせを悪化させるリスクがあります。歯科医院では、あなたの歯型に完璧に合わせ、噛み合わせのバランスを1ミリ単位で調整した硬めのマウスピースを製作します。
マウスピースの役割は、大きく分けて2つです。
歯の保護: 歯と歯が直接ぶつかるのを防ぎ、摩耗や破折をガードします。
筋肉の弛緩: 噛み合わせの高さを適切に設定することで、顎の筋肉がリラックスしやすいポジションへ導きます。
今日から自宅でできる!食いしばりを緩和するセルフケア
通院と並行して行ってほしいのが、日中の意識改革とマッサージです。
TCH(歯列接触癖)の是正: 本来、安静時の上下の歯は2〜3ミリ離れているのが正常です。デスク周りやスマホの裏に「歯を離す!」と書いた付箋を貼り、気づいたら力を抜く練習をしましょう。
咬筋マッサージ: 頬の膨らむ部分(咬筋)を、指の腹で円を描くように優しくほぐしてください。お風呂上がりに行うと、血流が改善され緊張が解けやすくなります。

ストレス管理と睡眠の質。心の緊張を解いて顎を休める方法
食いしばりは、いわば「脳の防衛本能」でもあります。寝る前の環境を整えることが、結果的に顎の健康に直結します。
入浴で副交感神経を優位に: 就寝の90分ほど前にぬるめのお湯に浸かり、深部体温を調整します。

スマホ断ち: 寝る直前のブルーライトは脳を覚醒させ、食いしばりを誘発しやすくなります。
枕の高さを見直す: 枕が高すぎると下顎が引き込まれ、食いしばりやすくなります。首のカーブに合った適切な高さのものを選びましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。寝ている間の食いしばりは、自分ではコントロールしにくいからこそ、早めのケアが重要です。
【今回のポイントまとめ】
食いしばりの原因は、ストレスや噛み合わせ、日中の癖(TCH)にある。
放置すると歯が折れるだけでなく、頭痛や肩こりなど全身に影響が出る。
歯科医院での「自分専用マウスピース」によるガードが最も確実な対策。
日中の「歯を離す」意識と、寝る前のリラックス習慣を組み合わせる。
朝の清々しい目覚めを取り戻すために、まずは一度、歯科医院で噛み合わせのチェックを受けることをお勧めします。あなたの歯は、一生使い続ける大切な財産です。
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