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子どもの矯正と大人の矯正、どっちが効果的?メリット・デメリットを解説

木更津市で子どもの歯並び矯正をしている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです🦷

歯並びや噛み合わせを整える「矯正治療」は、子どもから大人まで幅広い年齢層に必要とされる治療です。しかし、同じ「矯正」といっても、小児矯正と大人の矯正では目的や治療の進め方が大きく異なります。

矯正

子どもの矯正は、成長を利用して顎の骨格から整えることができるため、将来的な歯並びの悪化を防ぐ「予防的」な意味合いがあります。一方で、大人の矯正はすでに骨の成長が終わっているため、歯を動かす範囲や方法に制限があり、審美面や機能回復を目的とするケースが多くなります。

近年では、小児矯正の重要性が認識され始め、保護者の方からの相談も増えています。また、見た目や健康意識の高まりにより、大人になってから矯正を始める人も珍しくありません。

では、具体的に小児矯正と大人の矯正にはどのような違いがあるのでしょうか?それぞれの特徴をわかりやすく解説していきます。

 

小児矯正の特徴とメリット

小児矯正の最大の特徴は、「成長の力を味方につけられる」という点です。子どものあごの骨はまだ柔らかく、成長途中にあるため、骨格のバランスを整えたり、永久歯が正しく生えるスペースを確保したりすることが可能です。これは大人の矯正にはない大きなメリットです。

小児矯正は一般的に「1期治療」と「2期治療」に分かれます。

1期治療(早期治療)は、6歳〜10歳頃を対象に、あごの発育をコントロールする治療です。受け口や出っ歯、あごの左右差といった骨格的な問題に対して有効です。

筋機能矯正

2期治療は、永久歯が生え揃った後に行う、本格的な歯並びの調整です。1期治療で土台を整えておくことで、2期治療を簡略化できる場合もあります。

マウスピース矯正

また、早期に矯正を始めることで、将来的に抜歯をせずに済むケースも増えますし、矯正装置をつける期間が短くなることもあります。さらに、発音や食べ方、呼吸など、口腔機能の改善にもつながることがあり、成長期ならではの全身的なメリットが期待できます。

つまり、小児矯正は「治す」だけでなく、「悪化させない」「将来の治療を軽くする」ための、大切な予防的アプローチなのです。

 

大人の矯正の特徴と注意点

大人になってから矯正治療を始める人は年々増えています。見た目を改善したい、コンプレックスを解消したいという審美的な理由に加え、噛み合わせや歯の健康を長く保つために治療を決意される方も多くいます。

八重歯 叢生

ただし、大人の矯正にはいくつかの特徴と注意点があります。
まず、成長がすでに終わっているため、あごの骨格を変えることはできません。歯を動かす範囲にも限界があるため、治療計画はより慎重に立てる必要があります。

また、大人の場合は、すでに歯周病や虫歯のリスクがある方も多く、治療前にお口全体の健康状態をしっかり整えることが前提となります。歯ぐきが弱っていると、矯正中に歯が動きにくかったり、逆に歯を支える骨がダメージを受けることもあるため、リスク管理が非常に重要です。

さらに、仕事や人間関係への影響も無視できません。見た目が気になる方には、マウスピース矯正や裏側矯正など、目立ちにくい装置が選ばれることが増えています。

マウスピース

このように、大人の矯正は「より慎重な計画と継続的なケア」が求められますが、年齢に関係なく、歯並びを整えることで得られる健康面・心理面のメリットは非常に大きいのです。

 

費用・治療期間・痛みとの違いとは?年齢別での比較ポイント

小児矯正と大人の矯正では、費用や治療期間、痛みの感じ方にも違いがあります。治療を始める前に、これらの点を比較しておくことはとても重要です。

■ 費用の違い
小児矯正は「1期治療」と「2期治療」に分かれるため、トータルで見ると費用が分散されるのが特徴です。1期治療だけで済む場合もありますが、2期治療まで進むと、最終的には大人の矯正と同程度かそれ以上になることもあります。

一方、大人の矯正は一括で本格的な治療を行うため、費用は高めになりやすい傾向があります。使用する装置(ワイヤー矯正、マウスピース矯正など)によって価格帯も大きく異なります。

■ 治療期間の違い
小児矯正は、成長に合わせて段階的に行うため、トータルの期間は数年に及ぶこともありますが、1回の治療ステージ自体は短めです。
大人の矯正は、平均して1年半〜2年程度が目安ですが、歯の移動がゆっくり進む場合や、複雑なケースではさらに長引くこともあります。

歯医者でのメンテナンス

■ 痛みや違和感
矯正中の痛みは個人差がありますが、子どもは順応しやすく痛みに慣れるのが早い傾向にあります。大人は歯や骨の柔軟性が低く、痛みを強く感じる方も少なくありません。また、社会生活との両立を考えると、装置による違和感も無視できません。

このように、治療にかかる時間、コスト、負担の感じ方は年齢によって大きく異なります。自分やお子さんのライフステージに合わせて、無理のない計画を立てることが大切です。

 

どちらを選ぶべき?年齢と目的に合わせた矯正の選び方

「小児矯正」と「大人の矯正」はそれぞれにメリットがあり、どちらが“正解”というわけではありません。大切なのは、その人の年齢や目的、生活スタイルに合った方法を選ぶことです。

■ 子どもの矯正は「将来への投資」
小児矯正は、成長期の骨の発育を利用して、歯並びやかみ合わせの土台を整えることができます。これにより、将来的に複雑な治療を避けられたり、抜歯の必要がなくなったりする可能性があります。つまり、小児矯正は「治す」だけでなく「予防する」という意味でも非常に有効です。

■ 大人の矯正は「今からでも遅くない」
大人になってからでも矯正治療は十分に効果があります。見た目の改善はもちろん、噛み合わせのバランスが整うことで、虫歯や歯周病の予防にもつながります。近年では目立ちにくい矯正装置も増え、ライフスタイルに合わせた治療も可能です。

■ 歯科医との相談が第一歩
どちらの矯正を選ぶにしても、まずは信頼できる歯科医師とのカウンセリングが大切です。お口の状態を正確に診断し、将来を見据えた治療プランを立てることが、納得のいく矯正治療への第一歩になります。

 

矯正治療は年齢に応じて最適な選択を

小児矯正と大人の矯正には、それぞれ異なる目的や治療法、メリットがあります。小児矯正は、成長の力を利用して骨格から整えることができ、将来的な歯並びの悪化を防ぐ「予防的治療」として有効です。一方、大人の矯正は、成長が止まったあごに対して歯の移動のみで対応するため、より精密で慎重な治療計画が必要となります。

費用や治療期間、痛みの感じ方も年齢によって異なり、自分やお子さんのライフスタイルに合った方法を選ぶことが成功への鍵です。また、見た目の改善だけでなく、噛み合わせや歯の健康を整えることは、生涯にわたって口腔内のトラブルを防ぐ大きな助けになります。

笑っている女性の口元

矯正を始めるタイミングや方法に迷ったら、まずは信頼できる歯科医院で相談してみましょう。適切な診断とアドバイスを受けることで、ご自身やお子さまにとって最も良いスタートが切れるはずです!

当院では、子どもの歯並び相談を受け付けています。お気軽にご相談ください^^

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