DAの読書記録📚コンビニ人間
みなさんこんにちは!君津市すぐそばの歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックのマイクロデンタルアシスタントです🍀
卒業シーズン真っ只中ですね🎓🌸先日3/9にふと「そういえば中学校の卒業式でレミオロメンの3月9日歌ったな〜」と思い出して地獄のスパルタ中学時代が懐かしくなりました(あの頃に戻りたいとは思いませんが🙃)。
ご卒業されたみなさん、おめでとうございます🌸進学、就職、新生活は不安な一方で楽しみでもありますよね!無理せずご自身のペースで進んでいきましょう☺️
さて本日は、学生最後の大学の卒業式がコロナでなくなってしまった私の読書記録です📕時は戻り、2025年読了1冊目をご紹介します。
コンビニ人間/村田 沙耶香

大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。
これまで彼氏なし。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。
ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。
現代の実存を問い、正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。
第155回芥川賞受賞作、さらに40カ国語に翻訳(2024年5月現在)され世界各国で読まれている小説です。周りから「普通ではない」「異質なもの」とされている主人公が、コンビニの店員でいる時間だけは「周りと同じである」「世界に溶け込んでいる」と感じられるといった作品です。
ネットで『コンビニ人間』と検索すると続いて『気持ち悪い』と予測ワードが出てくるので、世の中的にはそういった評価なんだなと思いましたが、私は主人公に共感できる部分を感じました。カフェでアルバイトをしていた際に、素の自分ではなく求められている「カフェの店員」を演じて仕事をすることでこのお店の一部になれているな〜と勝手にいい気分になっていました笑
途中から出てくる白羽が嫌いすぎて読むのが嫌になることもありましたが、とても読みやすくページ数も少ないのでぜひ一度読んでみていただきたい作品です!