根管治療後、治癒を確認していますか?
こんにちは。陽光台ファミリー歯科クリニック🍀院長の渡辺泰平です。
台風が近づいてきます。皆様、くれぐれもお気をつけてください。
お庭にかわいい来訪者がいたので📸
先日、こども園に見学に行ってきました。
ご存じの方もおられるかとは思いますが、当院は来年の春~夏に保育園を開園する予定になっております。その準備として施設、保育風景などを見学させていただきました。
女性は結婚👰、出産👶、子育て🏫などライフステージが変化し、仕事を続けていけなくなることが多々あります。私は当院に勤めていただけるスタッフになるべく長く働いてほしいという思っていますので、スタッフのために保育園開園を決意しました。
場所は決定し、開園に向けて着実に進んでいますので、そのあたりの様子なども今後ブログでお伝えできればと思っています。
本日のブログは、前回予告させていただきました根管治療の治癒についてのお話です。
当院では、根管治療はすべて自費診療でのみ対応させていただいております。
成功率、治療時間、治療回数、使用材料、薬剤などが保険診療の根管治療と大きく異なります。
今回は、その中の根管治療の治癒・成功率についてお話させていただきます。
保険の根管治療は、成功率は低く、厚生労働省によると半数以上が失敗となっていると報告されています。
当院では、歯の状態によりますが、およそ95%以上の成功率があります。もちろん治療時間、治療回数、使用材料、薬剤などが保険診療の根管治療と大きく異なるためです。
では、成功・失敗、治癒とはどういうことか説明していきましょう。
上の写真は右から根管治療術前・術前(拡大)・術後4か月(拡大)の状態です。
青の〇は膿の袋です。これにより顎の骨に穴が空いてしまっています。根管治療を行い、数か月経過観察をしていると歯の根と骨にくっきりと境目が現れ、顎の骨にあった穴が治ってきていることが確認できると思います。これが根管治療の治癒・成功です。
必ずしも顎の骨の穴が完全に消える必要はありません。なかには不完全治癒と言って顎の骨の穴が治療前に大きい場合、治療前よりは小さくなりますが、顎の骨に小さな穴が残る治癒形態もあります。ただ、どちらにしても経過観察、確認は必要です。
当院では根管治療後、仮歯を入れて、経過を観察し、治癒を確認、仮歯を問題なく使えているかなどを確認後にしっかりとした精度の高い被せ物を入れるようにしています。
ほとんどの歯科医院では根管治療後、経過観察など行わず、すぐに土台、被せ物を入れてしまいます。数か月後に再度レントゲンを撮影し、治癒の確認などはしません。
そのため根管治療をして違和感が消えないままで被せ物を入れられた。被せ物を入れたら痛くなった。などの問題が出てきやすいのです。
某大型歯科医院はマイクロスコープ、CTを活用した精密な根管治療と謳って、根管治療の術前・術後のレントゲンをHPに載せていますが、根の先の膿の袋がまったく治癒していません。治っていないのに精密な根管治療って意味がわからないです(-_-💢)
これが日本の根管治療の現状です๐·°(৹˃̵﹏˂̵৹)°·๐
マイクロスコープ、CTがあるからよい根管治療ではなく、基本的な手技をしっかりおこなっているかがとても重要なのです。マイクロスコープで拡大しても原因の細菌が見える訳でも、曲がった根の先まで見える訳でもないですからね(笑)
今回は根管治療の治癒に関してお話させていただきました。少し最後は苛立ちが出てしまいましたがお許しください。
では、次回のブログをお楽しみに!
なお、当院での根管治療について知りたい方はこちらへ。
【陽光台ファミリー歯科クリニック】
当院は木更津市、君津駅が最寄りの歯科医院です。木更津市はもちろんのこと、近郊の君津市、富津市、袖ヶ浦市だけでなく、川崎市、市原市、南房総市、鴨川市、館山市、アメリカなど幅広い地域の方々が当院に根管治療を受けにご来院いただいております。
根管治療でお困りのことがあれば、お気軽にご連絡ください。
他の医療機関からの根管治療のご紹介・ご依頼もお受けしております。