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SNSで口元について言われた(¯―¯٥) 汚部屋に住む身綺麗な人!今どきの子のビジュアル評価は厳しい!

夏休みは子供が携帯をさわる時間がぐーんと増えますよね。いったいそこで何を見て、語っているのか気になりませんか?

こんにちは🍀木更津市の歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニック🍀です。

「ねぇ、A子って可愛いよね?私の友達の中でも可愛い部類に入ると思うの。」
我が娘の突然の発言。

うちの娘はちょっと変わっている。自分と他人を比べて、どちらが可愛いとか美人であるかとかという尺度を持っていない。大学生なんてその手の事を一番気にする年頃と思うのだが。かといって自分を悲観している訳でもない。俯瞰で身近な女の子達を見ている。絶対的尺度だ。相対的尺度ではない。

今の子の特性かもしれない。YouTubeやTikTokに同年代の子が多く登場する。

スマホを見る女性

◯◯ちゃんかわいい〜って、異性ではなく同性に対しても推しの感情はある。SNS上ではその人の人となりはなかなかはかれない。よってまずはビジュアルからとなる。その積み重ねが自分を抜きにしたビジュアル尺度を持つことにつながるようだ。
ならば娘の評価基準ってどんなものなのか親としてちょっと気になる。

「で、A子さんが可愛いなら問題ないじゃない?あなただって可愛い友達は好きでしょ?」すると娘から意外な情報が伝えられる。「A子ってTikTokやっていて、色々な人から可愛いってコメントが寄せられるんだけど、歯が汚いっていうコメントも結構多いの!」

歯の着色

「歯ですか?」「うん」
「歯なんだ?」「うん、歯が黄色いって!」
「顔じゃないの?」「うん」
「あなたはどう思うの?」「私も実は結構気になっていた。」
「それで?」
「A子もコメントが気になったらしくて歯のホワイトニングに行くようになったの?」
「本当に白くしたいならば歯科医院に行かなくちゃダメよ!」とちょっぴり知ったかぶりの私。「ちゃんと歯医者さんに行ってる。」「じゃあ、問題ないじゃない!そのうち歯についての書き込みはなくなるよ。」
しかし娘はまだ歯切れが悪い。「うーん」しばらく間があり、、、、「私はね、歯を白くする前に、歯のガタガタを直した方が良いと思うの。凄く気になる。」要は歯列矯正のほうね!

八重歯 叢生

歯のホワイトニングと歯列矯正はかかる時間も費用も全然違う。
「家庭の事情もあるから、簡単に言う話ではないんじゃない?それこそ失礼だと思うけど。」親として言っておくべき事はある。が、娘は続ける。「単純に考えれば、ママの言う通りだけど、経済的にも恵まれているようだし、ブランドのバッグなんかも沢山持ってる。なのに何で歯を気にしないのって思っているだけ。韓国では整形手術は一般的らしいけど、日本ってまだまだハードル高いじゃない?なんかネガティブなイメージもあるよね。騙してる的な。でも歯列矯正ってネガティブなイメージないのに整形手術並みの破壊力があるじゃない?」そうきたか!!破壊力ね〜「それなのに歯列矯正をしないのは違うって思うわけ。身綺麗にしてるのに、実は汚部屋に住んでるっていう感じかな?」汚部屋、、、、あなたの言わんとする事はわかる。でも、辛辣すぎないか?

私自身はそれ程気にはしていないが、携帯の画面上で繰り返し再生される者と多くの時間向き合っている今どきの子にとっては、繰り返し突きつけるられるビジュアルが気になってしまうのだろう。

顔は化粧で別人になれる。また、それを為すためのHow toはYouTubeを見ればいっぱいある。ファンデーションはどこのが良いよとか、どんなお手入れをすればぷるぷるのお肌になれるよなど、検索すれば、出るわ出るわ。かく言う私も「顔のシミ隠し」のHow toを時たまYouTubeでチェックする。新作のコンシーラーの評価も気になる。

コスメ

しかし口元、歯列のHow toはない。自分でできないからだ。ごまかせないのだ。(歯磨きの動画をのせて、ふむふむと見てくれる子が何人いる事やら。)誤魔化すと言えば、せいぜいが歯に板を張る「ラミネートベニア」だ。

ラミネートベニア

しかしよくよく考えると、これは審美歯科治療であり、誤魔化しではない。
口元にこそ「美の真実」があると感覚的にあるいは本能的にとらえているのには娘と言えど驚かされる。
汚部屋の例えはちょっと、、、、

化粧であれ、歯列矯正であれ「誤魔化さないで、自分にじっくり対峙する。そして努力する。」その姿を男女関係なく好ましいと感じるのであろう。
ちょっと待て、ちょっと待て!
それってビジュアル評価じゃないでしょ!その人の本質を見ようとしている!!
もしかして、今どきの子は表面上の薄っぺらな見た目ではなく、実は本質を見極めているのかもしれない。
侮れないな〜、と親としてはちょっと嬉しくもある。

私自身も「汚部屋に住む身綺麗な人」にならないよう注意しなくちゃとちょっぴり反省したのでした。まずは身綺麗というハードルすらクリアできないが、、、

みなさんの中には、年頃のお子さんをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。口元にちょっぴり不安を抱えているお子さんも。

確かに歯列矯正に適した年齢というものはあります。しかし、それはその時にしかできないという意味ではありません。いつでも気になった時に始めれば良いのです。コンプレックスをはねのける努力が人生の新たな道を切り拓くきっかけになる事もあります。

笑っている女性の口元

親としてそれを助けたいとみなさんも思いますよね、きっと🍀