陽光台ファミリー歯科クリニックは千葉県木更津市、内房線君津駅が最寄りの歯科クリニックです

〒292-0826 千葉県木更津市畑沢南5丁目22番27号
インスタグラム
youtube
MENU

News

歯の奥が痛い…それ、実は「ストレス」が原因かもしれません

木更津市の歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです🍀

「奥歯の奥がズキズキ痛む」「歯茎の奥に違和感がある」といった症状で歯科医院を受診された患者様の中に、レントゲンを撮っても虫歯や歯周病の異常が全く見つからないケースが多々あります。

「異常がないのに、なぜこんなに痛むの?」と不安になられるのも無理はありません。実は、このような原因不明の奥歯の痛みには、日常の「ストレス」が強く関係していることがあります。

頭抱える

 

虫歯が見つからないのに痛む理由とは?

通常、歯の痛みといえば「虫歯で歯が削れた」「歯周病で歯茎が腫れた」といった物理的な損傷を思い浮かべるでしょう。しかし、お口の中は脳の神経と非常に密接につながっています。

心身に強いストレスがかかると、自律神経のバランスが崩れたり、無意識のうちに体に力が入ったりします。その結果、歯そのものには異常がなくても、歯を支える骨や神経、周りの筋肉が炎症を起こし、強い痛みを引き起こすことがあるのです。

ストレスが歯や顎に与える意外な影響
ストレスは、私たちが自覚している以上に身体へ影響を与えます。お口の周囲においては、主に以下のような現象が起こります。

筋肉の過度な緊張: 噛むための筋肉(咬筋など)が収縮し、歯に持続的な負担がかかる。

痛みの感度の増幅: 自律神経の乱れにより、普段なら気にならない程度の刺激を「強い痛み」として脳が感知してしまう。

免疫力の低下: 疲れやストレスで抵抗力が落ち、潜んでいた細菌が増殖しやすくなる。

「歯医者さんに行っても原因がわからない」とお悩みの方は、ご自身の生活習慣やストレス状態に目を向けてみることが改善への第一歩となります。

 

ストレスで歯の奥が痛くなる4つの主な原因

過度なストレスが引き金となって起こる奥歯の痛みには、主に4つのメカニズムが存在します。自分がどれに当てはまりそうか確認してみましょう。

① 睡眠中や無意識の「歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)」
ストレスを感じている時、人は無意識に歯を強く噛み締めたり、就寝中に激しく歯ぎしりをしたりします。

正常な状態では、1日のうち上下の歯が接触している時間は合計でわずか15分〜20分程度と言われています。しかし、ストレスによって睡眠中に強い力で噛み続けたりすり合わせたりすると、自分の体重以上の負荷(50kg〜100kg以上)が歯や奥歯の根元にかかり、強い痛みやしみる症状(知覚過敏)を引き起こします。

歯が痛い

② 顎の関節や筋肉に負担がかかる「顎関節症(TMD)」
奥歯のさらに奥、耳の下あたりに痛みを感じる場合、顎関節症(がくかんせつしょう)の可能性があります。

ストレスにより噛み合わせの筋肉(咬筋や側頭筋)が常に緊張状態になると、顎の関節に負担がかかり、「口を開けると痛い」「カクカク音が鳴る」「奥歯の奥が痛む」といった症状が現れます。

顎 音

③ 自律神経の乱れによる「非歯原性歯痛(非定形歯痛)」
歯や歯茎、顎の骨にも明確な病変がないにもかかわらず、歯に激痛を感じる状態を「非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)」と呼びます。

慢性的なストレスや神経の異常興奮により、脳の痛みを制御するシステムが誤作動を起こしてしまうことが原因と考えられています。「じわじわとした痛みが一日中続く」「痛む場所が日によって変わる」といった特徴があります。

歯が気になる男性

④ 免疫力低下による「歯周病や親知らずの炎症悪化」
すでに口の中に存在する「親知らず」や「軽度の歯周病」が、ストレスによる免疫力低下に伴って急激に悪化ケースです。

日頃は免疫機能によって抑え込まれていた細菌が、ストレスや睡眠不足で体の抵抗力が落ちた途端に繁殖し、奥歯の歯茎が激しく腫れたり、ウズウズとした痛みを発生させたりします。

 

あなたの痛みの原因は?ストレス性歯痛のセルフチェック

ご自身の奥歯の痛みが「ストレス」に由来するものかどうか、以下のチェックリストで確認してみましょう。

朝起きた時に、顎や奥歯に重苦しさ・倦怠感がある:就寝中の激しい「歯ぎしり・食いしばり」の可能性

集中している時、無意識に上下の歯を触れ合わせている:TCH(歯列接触癖)による歯・骨への持続的負担

仕事や人間関係で強いストレスを感じると痛みが強くなる:自律神経の乱れ・非歯原性歯痛の可能性

歯科医院で「異常なし」「様子を見ましょう」と言われた:虫歯以外の原因(筋肉・神経・自律神経系)

口を大きく開けると、顎の関節や奥歯の奥が痛む:顎関節症(TMD)の疑い

特に注意したい「TCH(歯列接触癖)」とは?

近年、非常に増えているのがTCH(Tooth Contact Habit:歯列接触癖)です。

本来、リラックスしている状態では上下の歯の間に1〜2mmほどの隙間があり、接触していません。しかし、パソコン作業やスマホ操作、ストレスを感じている最中に「無意識に歯と歯を軽く触れ合わせ続ける」癖を持つ人が増えています。

一見軽い力に見えますが、長時間にわたって持続的に刺激が加わることで、歯の神経が過敏になり、奥歯に強い痛みを引き起こす原因となります。

 

痛みを和らげるために今すぐできる対処法

「痛みがつらいけれど、すぐに歯医者に行けない…」という場合、自宅やオフィスでできる応急処置やセルフケアを取り入れましょう。

1. 無意識の食いしばりを防ぐ「歯を離す習慣(TCHの是正)」
日中の食いしばりやTCHに気づいたら、意識して唇を閉じつつ「上下の歯を離す」練習をしましょう。

目につく場所(パソコンのモニター、デスク、冷蔵庫など)に「歯を離す!」「リラックス」と書いた付箋を貼っておくのが非常に効果的です。視界に入るたびに肩の力を抜き、深呼吸をして歯を離す癖をつけていきましょう。

2. マッサージや温罨法(おんあんぽう)で筋肉をほぐす
噛む筋肉(咬筋)が凝り固まっている場合は、やさしくほぐして血流を良くしましょう。

側頭部・頬のマッサージ: 手のひらの下の部分(手根部)を耳の上や頬骨の下にあて、円を描くように優しくマッサージします。

温める: 蒸しタオルなどを頬にあて、筋肉の緊張を緩めます。(※ただし、歯茎が真っ赤に腫れて熱を持っている急性炎症の場合は、温めると逆効果になるため、冷やしたタオル等で優しく冷やしてください。)

3. 市販の鎮痛剤の適切な使い方と注意点
痛みが強くて仕事や睡眠に支障が出る場合は、ロキソニンやイブなどの市販の鎮痛剤(解熱鎮痛薬)を一時的に服用するのも選択肢の一つです。

痛み止め

ただし、鎮痛剤はあくまで「痛みの感覚を一時的に麻痺させているだけ」であり、根本的な原因(ストレスによる食いしばりや炎症)を解決したわけではありません。薬に頼りすぎず、早めに専門医へ相談しましょう。

 

痛みが続くなら我慢せずに歯科医院へ!どんな治療をする?

セルフケアを行っても改善しない場合や、痛みが数日以上続く場合は、我慢せずに歯科医院を受診してください。歯科医院では、ストレス性の歯痛に対して以下のようなアプローチを行います。

ナイトガード(マウスピース)による保護
就寝中の歯ぎしり・食いしばりが原因の場合、患者様のお口に合わせたナイトガード(専用マウスピース)を作成します。

これを装着して眠ることで、歯や顎の関節にかかる負担を分散し、歯の摩耗や奥歯の痛みを大幅に軽減できます。保険適用で作製可能なケースが多く、非常に効果的な治療法です。

咬合調整(かみ合わせの調整)と理学療法
噛み合わせが極端に一部の歯に集中している場合は、歯の表面を微小に削って負担を均等にする「咬合調整」を行うことがあります。また、高周波治療や温熱療法などを用いて、緊張したお口周りの筋肉をほぐす理学療法を行うクリニックもあります。

虫歯治療

専門外来(ペインクリニック・口腔心身症)への連携
「あらゆる歯科治療を試したが痛みが取れない」「非歯原性歯痛が疑われる」という場合には、ペインクリニックや口腔顔面痛外来、精神科・心身医学科と連携して治療を進めるケースもあります。抗不安薬や神経の痛みを抑えるお薬の処方によって、嘘のように症状が和らぐこともあります。

 

まとめ:ストレスによる奥歯の痛みは早めのケアと歯科相談で改善へ

「歯の奥が痛いのに、虫歯がない」と言われた場合、その背景には日常生活のストレスや、それに伴う「歯ぎしり・食いしばり」「顎関節症」「自律神経の乱れ」が隠れている可能性が極めて高いと言えます。

今回のポイントの振り返り
原因は虫歯だけではない: ストレスによる食いしばりや筋肉の緊張が、奥歯に強い負荷を与える。

日常の癖を見直す: 「TCH(歯を接触させる癖)」に気づき、意識して上下の歯を離すことが大切。

適切なセルフケア: 筋肉のマッサージやリラックスタイムの確保で負担を減らす。

専門的な治療を活用する: ナイトガード(マウスピース)作製など、歯科医院での適切なアプローチで痛みは改善できる。

お口の痛みは、身体が出している「少し休んでください」というストレスのサインかもしれません。痛みを一人で抱え込まず、まずは一度お近くの歯科医院へご相談ください。原因をしっかり突き止め、適切に対処していくことで、快適で笑顔あふれる日常を取り戻しましょう。

【木更津市 陽光台ファミリー歯科クリニック】

住所: 千葉県木更津市畑沢南5-22-27(君津市からもすぐ)

外観

初診の方はLINEまたはお電話(0438-38-4854)、再診の方はお電話でご予約をお取りください。