求めるは赤いチャーシュー!長寿とDMFT指数の関係
こんにちは🍀木更津市の歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニック🍀です。
どのような風の吹き回しか自分の中では整理できてはいないのですが、私、突然赤いチャーシューが食べたくなりました。
横浜に住んでいた時は、最寄り駅が「元町中華街」だったので、中華街によくチャーシューを買いに行きました。店先にいっぱい吊るしてあるあれです。横浜中華街に遊びに行かれた事のある方でしたらピンとくるでしょう。表面はカリカリで鮮やかな赤い色のチャーシューです。お歳暮に使わせて頂いた事もありました。
ここのところ、豚かたまり肉を燻製することにハマっていたのですが、ある日突然チャーシュー気分が訪れたのでした。しばらくはラーメン屋さんで出されるようなチャーシューを作っていたのですが、この度、赤いチャーシューに目覚めてしまったのです。
色々調べてみると、みなさん、素敵な赤いチャーシューをいとも簡単に作っていらっしゃる。私はというとなかなか綺麗な赤が出ない。料理上手で、自分でうどんも打つ当院のドクターズの1人に相談すると食紅などを使えば?との事で食紅と紅麹を動員してようやく完成させました。味はもちろん懐かしの中華街風になるように、八角、五香粉も入れました。

しかし綺麗なカリカリにはまだ遠く、もう少し修行が必要なようです。

ラーメン屋さんなどでよく出されるチャーシューは、ほとんどが煮豚なるものだそうです。しかしそれらの元となったのは、広東省の赤い吊るし焼肉だといわれています。本場では肉に甘辛いタレをつけて吊るして焼くそうです。横浜中華街で見かけた光景がまさにこれだったのですね。
日本は世界中の美味しい料理を食べる事ができる国です。ですから心にヒットする味が和食とも、俗に言うおふくろの味とも限りません。私の場合はたまたま中華の赤いチャーシューだったのでしょう。
食事は健康と密接な関係にあります。日本食は健康に良いと近年注目を集め、日本に来られた外国人観光客の方々はためらうことなく和食のお店を訪れます。またお国に帰っても和食を取り入れ楽しんでいらっしゃるという話はよく聞きます。もしかしたら外国の方でも「突然、和食の気分になっちゃった」なんて言う人も出てくるかもしれませんね。

2025年5月15日、WHO(世界保健機関)が公表した世界保健統計(2025年版)によると、平均寿命が最も長い国は日本で84.5歳、2位はシンガポールで83.9歳、3位は韓国で83.8歳と記されています。外国の方が注目する和食が長寿国となった要因の全てではありませんが、長寿に少なからずに貢献しているのは確かでしょう。
しかし、これが歯の健康ランキングとなると順位が全く異なってきます。歯の健康を測る基準としてDMFT指数はよく用いられます。DMFT指数とは未処置う蝕歯、喪失歯、処置歯を合計した数を集団の人数で割った平均値をいいます。特に子どもの口腔保健状態の基準として「12歳児のDMFT指数」はよく使われ、WHOの比較資料にも提示されます。この基準に於いて、日本は上位の成績にありますが1位ではありません。さらに年齢を変えて、成人のデータを見たいと思ったのですが、比較すべき各国の年齢、年度にばらつきがあり、正確な世界統一のデータを得るには至っておりません。ただ傾向として、成人以上のDMFT指数は、日本は特に優秀な成績にあるとは言えないようです。よくよく分析をしてみると、日本人の大人は虫歯になっても治療をきっちりとする人が多く、歯が不健康な状態にはないが、虫歯になったという事実は残るので、DMFT値は大きくなってしまうのです。
1人平均DMF歯数(DMFT指数)の年次推移(永久歯:15歳以上)

虫歯がないほど長寿になる傾向は否めませんが、日本人をデータで見る限り、虫歯がない=長寿 の等式は必ず成り立つものではないとわかります。つまり歯の健康については、ファクターは、食事とは別のところにも見つけるべきなのでしょう。
出汁を大切にする和食の繊細な味わいは、塩分過多になりすぎず、油脂の摂取量がほどよい、世界が注目する長寿食と言えます。しかし平均寿命ではなく、健康寿命にフォーカスすると、歯の果たす役割、口腔内の健康を考えざる得ません。平均寿命1位は喜ばしいことですが、私達が目指すのはやはり健康寿命ですよね!その為に私達歯科医院の果たす役割について考えていきたいと思います。
「今、何が食べたい?」と聞かれ、みなさんの思い浮かぶ味は何でしょうか?
どのような食べ物であれ、いつまで美味しいものを美味しく頂ける歯を維持したいものですね!
