カブトムシの空洞、歯茎の空洞 どちらも最重要案件です!
こんにちは🍀木更津市の歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニック🍀です。
我が家では、昨年、公園で見つけてきたカブトムシやクワガタムシが無事に繁殖し、夜になると飼育ケースの中をブンブン飛び回っています。どうも院長のお宅も同じ状況のようです。

羽音にうちのお猫様も大いに興奮しています。クワガタムシの飼育はカブトムシより難易度が高いので、息子に任せていますが、カブトムシの飼育は私がやっています。過去にも10年以上やっていました。カブトムシの繁殖を専門にされている方は幼虫を1匹ずつ菌糸ビンに入れて育てているようですが、私は、成虫を飼っていた大きなケースそのままでクヌギマットだけを増やして冬ごえをさせます。適正ではないことは理解しているのですが、知り合いのお子さんにプレゼントする用なので、毎年ざっくりとやっています。カブトムシの幼虫は、春、自分の体から分泌液を出して周りの土を固めてサナギになる準備を始めます。土の中に自分の身体にあったサイズの空洞(ようしつ)を作ります。

そしてその空洞で脱皮しカブトムシになるのです。しかしこの空洞が振動や様々な理由で壊れてしまうと脱皮に失敗し、最悪死んでしまいます。繁殖を専門とする方が幼虫を同じケースに複数入れない理由はここにあります。うちの様な雑多な飼い方をすると、時として、早く成虫になったカブトムシが他のムシの空洞を壊して地上に出てしまうということが起きます。今年は残念ながら1匹が犠牲となり羽根の一部が損傷してしまいましたが、残りの20匹ほどは無事でした。時間やスペースのある方は、幼虫がほどほどのサイズになった時点で1匹1ケースにして育てた方が確実かと思います。
カブトムシではありませんが、私達の口腔内でも空洞が出来る事があります。カブトムシのように目的を持って空洞を作るのではなく、なってしまったというのが正解かと思います。当院でも「歯茎に穴があいてる、、、」と血相を変えて来院される方がいらっしゃいます。

私もはじめての時は穴?穴?穴?という感じでした。真っ先にカブトムシの空洞が頭をよぎった事は患者さんには黙っておきましょう。
患者さんいわく、何か歯茎がぶよぶよしている感じがしたので、鏡で見てみると歯茎に穴があいていたとのことでした。さらに爪楊枝で触ってみると穴の向こうは空洞のようになっていると。爪楊枝で突いたと?やめて下さい。痛いでしょう、悪化します。血相を変えて来院されたのは大正解でした。
歯茎に穴があくケースはいくつかあります。わかりやすいのは親知らずを抜いた後の穴。これは問題がなければ徐々に塞がっていきます。
注意が必要なのは、虫歯や歯周病で穴があいてしまった場合です。歯茎に穴があいている状態は、両者がかなり進行している状態と言わざる得ません。つまり血相を変えて来院しなくてはいけないパターンなのです。
いつも鏡で歯茎を見ているわけじゃないからわからないという方もいらっしゃると思いますのでこんな質問をしましょう。
・歯茎が腫れた感じがある?
・噛んだ時違和感や痛みがある?
当てはまれば、さあ、鏡を用意して!!
①歯茎の一部が白っぽくなっている?
②穴が見えて、血や膿のようなものが滲み出している?
本当は①や②のようになる前にご来院いただきたいのですが、これはいったい何がおこっている状態なのでしょうか。
これらの原因として一番に考えられるのが歯根嚢胞(しこんのうほう)です。
虫歯が悪化し、感染が歯根の先まで及ぶと、根尖性歯周炎になります。それが慢性化し、溜まった膿が周囲の顎の骨を溶かすと歯根肉芽腫や歯根嚢胞ができてしまうのです。つまりこの包嚢が空洞であり、空洞のできた状態というのはかなり重症であるとわかるでしょう。

そしてその空洞の中の膿を外に出すために歯茎にあいてしまった穴をサイナストラクトといいます。

普通、白っぽく見えます。
また、別の原因として、重度の歯周病でも歯茎の組織の破壊が進むと、傷んだ箇所が穴のように見えることもあります。
このように説明させて頂くと、歯茎に穴を見つけた時は血相を変えて来院しなくてはならない案件であると言った理由がおわかり頂けたと思います。さらにここまで進行してしまうと本格的な根管治療が必要となると思われます。不幸にも穴を見つけてしまった場合、根管治療のスペシャリストのいらっしゃる歯科医院を選択されることをおすすめします。
当院でもマイクロスコープを使った専門的治療を行う事ができます。根管治療には保険適応の治療と適応外の治療があります。丁寧にご説明させて頂きますので、どうかみなさんのご希望を何なりとお聞かせ下さい。そして早期の完治を目指しましょう。
さあ、お子様を連れて今年の夏もカブトムシ観察に出かけませんか?
