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ラバーダムってなに?

こんにちは!院長の渡辺です。

今年もまたクリニックの紫陽花が美しく咲く季節となりました。

私の大好きな花で、家にもクリニックにも紫陽花を植えています。

2年目を迎えたクリニックの紫陽花たちは昨年以上に大きく成長してくれています。

今回の話は、ラバーダム防湿のお話です。

ラバーダム防湿とは、
根管治療において歯にラバーダムというゴムのシートをかけて、根管内に唾液が入らないようにし、無菌的な環境で処置する方法です。

唾液の中には耳かき1杯に約1億匹の細菌がいます。

その細菌が歯の中の神経の管(根管)に入って悪さをしています。₍1

根管治療は歯の中にいるそれらの細菌を除去すると同時に、歯の中に細菌を入れさせないようにすることです。細菌の除去を懸命にやっていても、唾液が根管内に入る状況では、根管治療の成功率は下がってしまいます。₍2

お医者さんが手術の時に手術部位以外を布で覆って清潔な環境下で手術しているのと同じことです。

根管治療において、ラバーダム防湿を行うことは私にとっては、車に乗ったらシートベルトするのと同じように思っています。

ラバーダム防湿は最新の治療法ではなく、ニューヨークのBarnum先生が、1864年に考案しました。
かれこれ150年以上の歴史があります。Σ(・□・;)

日本では一般の先生の5%程度しか使用しておらず、なかなか見ないラバーダム防湿ですが、アメリカでは、根管治療の専門医では90%以上行っています。
これが、根管治療成功率40%と言われている日本の根管治療の現状です。₍3

更にラバーダムの役割は、歯の中に細菌を入れさせないだけではありません。患者さんに対する安全面にも配慮しています。器具の誤嚥防止や、洗浄液がお口の中へ漏れないように等々です。

先ほども言ったように根管治療にあたりラバーダム防湿を行うことは、ルールであり、マナーでもあると私は思っています。今や、私にとってはラバーダム防湿は無くてはならない方法です。

マイクロスコープの様な最新の技術、機器、材料も勿論必要ですが、基本が最も大切だと思います。

今回は、ラバーダム防湿を根管治療で行う意義ついてお話ししました。

次回のブログもお楽しみに!

1) Kakehashi, S., H. R. Stanley, and R. J. Fitzgerald. “The effects of surgical exposures of dental pulps in germ-free and conventional laboratory rats.” Oral Surgery, Oral Medicine, Oral Pathology 20.3 (1965): 340-349.

2)Lin PY1, Huang SH2, Chang HJ3, Chi LY4.“The effect of rubber dam usage on the survival rate of teeth receiving initial root canal treatment: a nationwide population-based study.”J Endod. 2014 Nov;40(11):1733-7. doi: 10.1016/j.joen.2014.07.007. Epub 2014 Aug 28.

3)根管処置歯における根尖部X線透過像の発現率(須田 2011年)