陽光台ファミリー歯科クリニックは千葉県木更津市、内房線君津駅が最寄りの歯科クリニックです

〒292-0826 千葉県木更津市畑沢南5丁目22番27号
インスタグラム
youtube
MENU

News

詰め物が取れた時の「絶対NG」と「正しい応急処置」

木更津市の歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです🍀

「食事中にガリッとした違和感があった」「鏡を見たら銀歯がなくなっている」

歯が痛い高齢者

詰め物が取れるというトラブルは、痛みがない場合ほど「後回し」にされがちですが、これはお口の中の緊急事態(エマージェンシー)です。

この瞬間の判断が、5年後、10年後にその歯を「残せるか」「抜歯してインプラントにするか」の運命を左右します。今回は、正しい応急処置から、再発を防ぐための究極の選択肢まで徹底解説します。

 

はじめに:なぜ詰め物は「突然」取れるのか?

詰め物が取れるのには、必ず理由があります。単に「寿命だから」と片付けるのではなく、その背景にある「お口のSOS」を理解しましょう。

銀歯

二次カリエス(詰め物の下の虫歯):
保険の銀歯は、歯と金属を「セメント」で物理的にはめ込んでいるだけです。年月が経つとセメントが唾液で溶け出し、できた隙間に虫歯菌が侵入します。これが「二次虫歯」です。

金属の変形と劣化:
銀歯(金銀パラジウム合金)は、毎日の咀嚼による熱や圧力で、目に見えないレベルで歪みが生じます。

歯ぎしり・食いしばり:
寝ている間の強い力は、自分の体重以上の負荷を歯にかけます。これにより接着面が破壊され、脱離を招きます。

 

【絶対NG】あなたの歯を破壊する「やってはいけない行動」

焦る気持ちはわかりますが、以下の行動は「抜歯」への特急券になってしまいます。

瞬間接着剤で自分でつける(最悪のNG):
市販の接着剤は歯科用とは成分が全く異なります。強力な化学物質が神経(歯髄)を壊死させ、激痛を引き起こすだけでなく、歯と接着剤の間に細菌を「完全密封」してしまいます。こうなると、中で虫歯が爆発的に広がり、次に歯医者に行ったときには「もう抜くしかありません」と言われる可能性が極めて高くなります。

取れた詰め物を乱暴に扱う、または捨てる:
取れたものが「セラミック」などの場合、破折していなければ洗浄と表面処理だけで再装着できる可能性があります。数万円の価値があるものを捨ててしまうのは大きな損失です。

「痛くないから」と1週間以上放置する:
穴が開いた部分は食べカスが詰まりやすく、酸性度が上がります。剥き出しの象牙質はエナメル質の3倍以上の速さで虫歯が進むため、放置は厳禁です。

 

歯科医院に行くまでの「守りの3ステップ」

歯医者の予約当日まで、以下のことを徹底して歯のダメージを最小限に抑えましょう。

ステップ1:取れたものは「水洗い」して保管:
汚れを軽く洗い流し、小さな容器(タッパー等)に入れてください。ティッシュで包むと、乾燥して残っているセメントがボロボロになったり、ゴミと間違えて捨てられたりするトラブルが多発します。

ステップ2:患部を「優しく」清掃:
穴の部分に食べカスが残らないよう、毎食後うがいをしましょう。ただし、歯ブラシでゴシゴシ擦ると神経に刺激が伝わり、強い痛み(知覚過敏)が出ることがあるので注意が必要です。

うがい

ステップ3:温度刺激を避ける:
露出した象牙質は温度変化に敏感です。キンキンに冷えた飲み物や、熱すぎるスープは控え、ぬるま湯に近い温度で過ごしましょう。

お茶

 

なぜ「自費診療(セラミック)」を強く推奨するのか?

多くの患者様が「保険の銀歯」を選びますが、再治療を繰り返す「負のループ」を断ち切るには、自費診療が唯一の解決策となることが多いのです。

① 「接着」の質が根本的に違う
保険(合着): 凹凸にセメントが入り込んで固まる「摩擦力」で止まっているだけです。

自費(接着): 歯の成分とセラミックを分子レベルで一体化させる「化学的接着」を行います。隙間がゼロに近いため、二次虫歯のリスクを極限まで抑えられます。

② 金属アレルギーと全身疾患のリスク
銀歯に含まれるパラジウムや銅などは、長い年月をかけてイオン化し、体内に溶け出します。これが皮膚の湿疹や掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、さらには原因不明の体調不良を引き起こすことが近年明らかになっています。セラミックは「生体親和性」が高く、体に一切の悪影響を与えません。

肺が痛い

③ 「精度」へのこだわり(マイクロスコープ治療)
自費診療の場合、歯科医師はより長い時間をかけて形成(歯を削る作業)を行い、高精度の型取り材を使用します。顕微鏡(マイクロスコープ)下でミクロン単位の調整を行うため、適合の良さは保険診療とは比較になりません。

マイクロスコープ

 

コストパフォーマンスを考える:10年後の通院回数は?

「自費は高い」というイメージがありますが、生涯コストで比較してみましょう。

▼保険の銀歯
初期費用:約3,000円〜5,000円
平均寿命:5.4年(※統計データ)
再発リスク:高い(抜歯へのカウントダウン)
10年後の状態:再治療を2回繰り返し、神経を失う恐れ

▼自費のセラミック
初期費用:約50,000円〜150,000円
平均寿命:10年〜20年以上
再発リスク:非常に低い
10年後の状態:装着時のまま美しく健康な状態を維持

銀歯を安く入れても、5年後に虫歯になり、神経を抜き、最終的に抜歯してインプラント(40万円以上)が必要になれば、結果として莫大な費用がかかります。「最初のトラブル時に最高品質の治療を受けること」が、実は最も安上がりな選択なのです。

貯金箱

 

まとめ:将来のあなたを守れるのは、今のあなたの決断だけ

詰め物が取れたという事象は、これまでのケアや素材を見直す「絶好のチャンス」です。

まずはパニックにならず、すぐに歯科医院へ予約を。

取れた詰め物は捨てず、自分でつけようとしない。

「とりあえず」の銀歯ではなく、一生使い続けるための「セラミック」を選択肢の筆頭に。

自分の体の一部として一生を共にする歯に、どれだけの価値を置くか。私たちは患者様に「もう二度と同じ歯で悩んでほしくない」と願っています。迷わず、最良の選択をして、大切な歯を守り抜きましょう。