陽光台ファミリー歯科クリニックは千葉県木更津市、内房線君津駅が最寄りの歯科クリニックです

〒292-0826 千葉県木更津市畑沢南5丁目22番27号
インスタグラム
youtube
MENU

News

入れ歯で口内炎が治らない!繰り返す原因と今日からできる対策

木更津市の歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです🍀

「また口内炎が…😩 」繰り返す入れ歯の痛みに悩んでいませんか?
入れ歯をお使いの方で、「口内炎が治ってもすぐにまたできる」「痛くて食事や会話が楽しめない」といった悩みを抱えている方は非常に多いです。

歯が痛い高齢者

多くの場合、入れ歯による口内炎は、一般的な口内炎とは性質が異なり、入れ歯の構造や清掃状態が大きく関係しています。そのため、市販薬で一時的に痛みを抑えても、根本原因を解決しない限り、口内炎は残念ながら繰り返し発生してしまうのです。

この記事では、繰り返す入れ歯性口内炎の根本的な原因を徹底解説し、ご自宅でできる対策と歯科医院での専門的な解決策をステップ形式でご紹介します。痛みのない快適な入れ歯ライフを取り戻すためのヒントが、きっと見つかるはずです。

 

🔍 繰り返す入れ歯性口内炎の三大原因!「合わない」「汚れ」「病気」

入れ歯による口内炎が繰り返すのには、必ず原因があります。主に以下の3つが挙げられます。

1. 入れ歯が「合っていない」ことによる物理的な刺激
原因: 入れ歯の縁が長すぎる、床(ピンク色の部分)の裏側が歯茎に強く当たっている、噛み合わせのバランスが悪い、など。

結果: 特定の粘膜に常に摩擦や圧迫がかかり、その部分が傷ついて口内炎になります。これは特に発生しやすく、調整で改善できる可能性が高い原因です。

2. 入れ歯が「汚れ」ていることによる菌の繁殖
原因: 入れ歯の清掃不足により、入れ歯の裏側に菌が大量に繁殖している状態。

結果: 菌が原因で慢性的な炎症が起こり、特に上顎の裏側(口蓋)などに赤みやぶつぶつとした口内炎が広範囲に発生し、痛みを繰り返します。

3. その他、全身的な「病気」や加齢による変化
原因: 糖尿病や免疫力の低下、貧血、乾燥(ドライマウス)、特定の薬剤の副作用など。

結果: 粘膜が弱くなっているところに、軽微な入れ歯の刺激が加わるだけでも口内炎になりやすくなります。この場合は、内科的なアプローチも必要になることがあります。

高齢者 口元

 

🏥 歯科医師に相談しよう!根本解決のための専門的治療

ご自宅でのケアだけでは治らない、または原因が特定できない口内炎は、必ず歯科医院を受診しましょう。専門的な対処法は以下の通りです。

1. 入れ歯の精密な調整と修理
原因が「合わない」場合: 痛む場所を正確に特定し、入れ歯を削ったり、樹脂を足したりして粘膜への当たりを調整します。噛み合わせ(咬合)のバランスもチェックし、特定の場所に負担が集中しないように修正します。

注意点: 市販の入れ歯安定剤に頼りすぎず、歯科医師に適切な調整をしてもらうことが重要です。

入れ歯の調整

2. 薬物療法
専門的な清掃指導と合わせて、軟膏や内服薬を処方し、菌の増殖を抑えます。

重要: 口内炎の大きさや炎症の度合いによっては、炎症を抑える軟膏などを併用することもありますが、自己判断での使用は避けてください。

3. 新しい入れ歯の製作、または治療法の見直し
古い、もしくは問題のある入れ歯の場合: そもそも入れ歯が古く、構造的に問題がある場合は、新しい入れ歯の製作をご提案します。

選択肢: 費用はかかりますが、自費診療の精密な入れ歯(金属床、シリコン裏装など)や、インプラント治療など、他の治療オプションについてもご相談いただくことが可能です。

入れ歯の種類

 

🏠 予防と再発防止のために!ご自宅でできる5つのセルフケア

歯科医院での治療と並行して、ご自宅での日々のケアが再発防止の鍵となります。

1. 入れ歯の正しい清掃を徹底する
寝る前は必ず外す: 就寝中は必ず入れ歯を外し、粘膜を休ませてください。

専用ブラシで磨く: 歯磨き粉ではなく、入れ歯専用のブラシで隅々まで磨き、プラーク(汚れ)を落としましょう。

洗浄剤を活用: 週に1~2回は入れ歯洗浄剤に浸け置きし、見えない菌やカビを殺菌しましょう。

入れ歯洗浄

2. 口腔内の乾燥を防ぎ、粘膜を保湿する
ドライマウス対策: 加齢や薬剤で唾液が減ると、摩擦が起きやすくなります。保湿ジェルやスプレーで粘膜を潤しましょう。

唾液腺マッサージ: 唾液腺を刺激するマッサージも効果的です。

唾液腺マッサージ

3. バランスの良い食生活と十分な睡眠
栄養補給: ビタミンB群、ビタミンC、鉄分など、粘膜の健康維持に必要な栄養素を意識して摂取しましょう。

生活習慣: 規則正しい生活を送り、免疫力が低下しないように心がけることが大切です。

バランスの良い食事

 

🚨 それはただの口内炎?放置してはいけない危険なサイン

「いつものことだから…」と、入れ歯による口内炎を放置するのは大変危険です。

1. 放置するリスク
症状の悪化: 単なる刺激で始まった口内炎が、慢性的な炎症となり、食事や会話が困難になるほど痛みが強くなることがあります。

感染症の拡大: 義歯性口内炎の場合、カンジダ菌が慢性化し、他の口腔内や全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

悪性化の可能性: ごくまれに、慢性的な刺激や炎症が舌がんなどの悪性腫瘍につながるケースも報告されています。

2. すぐに歯科医院を受診すべきタイミング
以下の症状が見られる場合は、迷わず歯科医院にご相談ください。

・2週間以上経っても治らない、または悪化している

・口内炎の形がいびつ、または硬いしこりがある

・入れ歯を外しても痛みが引かない、広範囲に炎症がある

歯科医師による正確な診断と適切な治療で、口内炎の負のループを断ち切りましょう。

歯が気になる男性

 

✅ まとめ:入れ歯の口内炎は「調整」と「清掃」で解決できます

繰り返す入れ歯の口内炎は、我慢する必要のない、解決できる問題です。主な原因は、「入れ歯が合っていないことによる物理的刺激」と、「清掃不足による菌の繁殖」のいずれか、または両方です。

根本的に解決するためには、以下の2つのアプローチが不可欠です。

歯科医院での専門的な対応:入れ歯の精密な調整、または新しい入れ歯の製作。原因が菌にある場合は薬物療法

ご自宅での徹底したセルフケア:毎日の正しい入れ歯清掃と、口腔内の保湿を心がけましょう

口内炎を放置すると症状が悪化し、他のリスクも高まります。もし2週間以上治らない口内炎や、いびつな形の口内炎がある場合は、自己判断せず、すぐにかかりつけの歯科医院にご相談ください。快適な入れ歯ライフは、正しい対策から始まります。

運動