陽光台ファミリー歯科クリニックは千葉県木更津市、内房線君津駅が最寄りの歯科クリニックです

〒292-0826 千葉県木更津市畑沢南5丁目22番27号
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災害と歯科医療機関としてのつとめ!異常気象との戦いに勝機は?

「線状降水帯」「ゲリラ豪雨」など物騒な呼び名が定着するくらい近年の雨の降り方は激しいものがありますね。そのうち雨を「しとしと」なんて表現をする人はいなくなってしまうのではないかと思います。

こんにちは🍀木更津市の歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニック🍀です。

先日も出先で突然の雷雨にあってしまいました。車の運転をしていたのですが、フロントガラスにポツポツと雨粒当たりはじめて5分もしないうちに雷が鳴り、バケツをひっくり返した様な雨。車のライトをつけていても前が雨で白くなり見えませんでした。

大雨

かろうじてまだセンターラインは見えたので、ラインに沿って車を走らせました。そのうち道路も冠水しはじめて歩道との段差を超えてしまう程となり、まるで川のようです。車で川を泳いでいる感覚でした。マフラーに水が入ったら終わりだ〜という事までは知っていたので、とにかく止まらずに脱出せねばと水の少い側を選んで冠水地帯から離れました。普段は土地の高低差を意識する事はありませんが、あっと言う間に低いところに水が集まっていく様は恐怖以外の何ものでもありませんでした。

地域の高低差、河川の状態は、各自治体がハザードマップを出しています。当院のある木更津市ももちろん「木更津市WEB版防災ハザードマップ」を出しています。台風シーズン前に確認しておくと良いですね!

木更津市ハザードマップ

私は子供の頃、家の近くの一級河川が決壊してしまいました。私の家は無事でしたが、友人の家は床上浸水になってしまいました。その地域は新興住宅地ではなく、小ぶりではありますが前方後円墳があるような歴史の古い町でした。一級河川の横を川からかなり高い位置に道路が通っていました。川の堤防の上が生活道として整備され使われ続けている感じでしょうか?その高い位置にある道を中心に左右に宅地が分かれていました。左側は古くからの社があり、その土地の歴史が始まった頃から人が住んでいた地域で、右側は主に水田に利用されていましたが、私が子供の頃から少しずつ家も建つようになっていました。その土地の歴史の中で川の左側は川が氾濫しても水がそちら側に流れ出す事がなかったので、ずっとそこに村が存在したのでしょう。右側の土地は子供の頃の決壊時には水没してしまいました。幸い、右側に住んでいた人は全員避難し無事ではありました。私は川の左側に住み、友人は右側に住んでいたのです。治水工事の技術が進み、以前は宅地になり得なかった場所でも家が建つようにはなりましたが、本来の土地のあり様は把握しておく事は防災上重要かと思っています。

不動産オタクとしては、土地の歴史を知るのは重要な事です。ちょっと見普通に見える土地でも、昔沼地ではなかったのか?実は昔川だったが埋め立てた土地であるとか、切土か盛土か、急傾斜地域ではないか確認ポイントはいくつもあります。木更津市であれば津波のハザードマップの確認も重要です。

手前味噌になりますが、当院の立地はなかなかのものです。

陽光台ファミリー歯科クリニック 歯の看板

津波の到達や河川の氾濫時に水が溜まる事もありません。地盤も滑り落ちるような脆弱さはありません。何か災害があれば、災害後直ぐに活動を開始し、みなさまの力になる事ができると自負しております。地域に根ざした、また高度な治療を可能とする歯科医療機関として当然の使命と考えています。
その為の立地でもあります。

これから台風シーズンをむかえます。年々気温が上昇し続け、雨の降り方も今までの常識が全く通用しなくなっています。また地震による津波は自国の地震には限りません。山がせまり、海が控えている日本で多くの人たちが暮らす為には歴史的に居住に向かない土地に対しても科学的、工学的な力を加えて宅地化してきました。その途中でなぜその土地が使えなかったのかという先人たちの知恵は忘れ去られてしまいました。高層ビルを容易に建てられる現在の建設技術を前に何を怖れるのかといわれてしまえばそれまでなのですが、かって暮らしが自然と共にあった事を忘れてしまったツケを払わさられるのは、私達なのです。

負けないとは言えませんが、せめて守りたいですよね!

その為の備えですw