子どもが嫌がらない!仕上げ磨きのコツと年齢別ポイント
木更津市の子どもの歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです🍀
仕上げ磨きの時間、毎回バトルになっていませんか?
子どもが仕上げ磨きを嫌がる背景には、大きく分けて3つの理由があります。
1. 口の中を触られるのが不快
小さな子どもは感覚がとても敏感。歯ブラシの刺激や、大人の指が入ることに不快感を覚える場合があります。
2. 時間が長くて飽きてしまう
仕上げ磨きが長引くと、子どもは集中力が切れ、ついイヤイヤモードに。短く効率よく終わらせる工夫が必要です。
3. 無理やり磨かれるのが怖い
怒った顔や強引な動作で磨かれると、仕上げ磨き=怖い体験として記憶に残ってしまいます。
嫌がらない子に育てる!仕上げ磨きを楽しくするコツ5選
子どもにとって「楽しい」と感じることが、仕上げ磨きを習慣にする第一歩。ここでは、毎日のケアが楽しくなる5つのコツをご紹介します。
1. お気に入りの歯ブラシを選ばせる
キャラクターものや色がきれいな歯ブラシを自分で選ばせると、「これで磨きたい!」という気持ちが芽生えます。子どもの“自分で選んだ”という満足感は意外と大きなモチベーションに。
2. 歌や音楽を使う
「はみがきのうた」やお気に入りのアニメソングを流しながら磨くと、時間があっという間に感じられます。リズムに乗せて磨くと、親子のスキンシップにもつながります。
3. ぬいぐるみや人形で練習する
子どもが自分のぬいぐるみに仕上げ磨きをする“ごっこ遊び”を通じて、「仕上げ磨きは楽しいこと」と感じられるようになります。
4. 鏡を使って一緒に見てみる
「ほら、奥歯にちょっと汚れがあるね」など、鏡で一緒に確認することで、興味を引き出せます。自分の口の中を見るのが面白いという子も多いです。音が鳴る歯磨きミラーを活用するのも一つの手です。
5. 終わったらたくさん褒める!
「今日も上手にできたね!」と大げさに褒めることで、子どもは達成感を感じ、「またやりたい」と思えるようになります。
小さな工夫が、子どものやる気を大きく変えることも。苦手意識を少しずつ和らげながら、仕上げ磨きを“楽しい時間”にしていきましょう。
年齢に合わせて工夫を!1~6歳の仕上げ磨きアドバイス
子どもの成長に合わせて、仕上げ磨きのポイントや声かけは変えていくのが理想です。ここでは、1歳から6歳までの年齢別に、仕上げ磨きのコツをご紹介します。
●1~2歳:とにかく慣れることが大事!
この時期は、まだ歯ブラシを嫌がる子が多いです。無理にきっちり磨こうとせず、「歯ブラシに慣れる」「口の中に物が入るのは大丈夫」と感じてもらうことが優先。短時間でOKですし、機嫌の良いときに遊びの一環として行いましょう。
●3~4歳:自分で磨く意欲を応援しつつ、しっかり仕上げ
この頃になると、「自分でやりたい!」という気持ちが出てきます。まずは本人にやらせてから、仕上げ磨きでしっかりフォローしましょう。遊び感覚を大切にしながらも、奥歯や歯と歯の間の磨き残しに注意が必要な時期です。
●5~6歳:お兄さん・お姉さん扱いで習慣づけを
乳歯の奥歯や生え始めの永久歯など、虫歯になりやすい部分が増えてくる時期。毎日の仕上げ磨きを「一緒に確認する」「チェックしてあげる」といったコミュニケーションに変えていくと、自立心も伸ばせます。
年齢に応じた声かけや対応をすることで、子どものやる気を引き出し、親子の負担も軽減できます。大切なのは、「嫌がる前に終える」ことと、「楽しく終える」ことです。年齢別セルフケアのポイントはこちら
知らずにやっていない?仕上げ磨きで避けたいNG行動5つ
毎日の仕上げ磨き、実は“逆効果”になってしまう行動があるかもしれません。良かれと思ってやっていることが、子どもにとっては不快やストレスの原因になっていることも。ここでは、仕上げ磨きで注意したい5つのNG行動を紹介します。
1. 怒りながら無理やり磨く
「じっとして!」と怒ったり、無理に押さえつけたりすると、仕上げ磨きが「怖い」「嫌な時間」になってしまいます。泣いてしまうような日も、時にはあきらめる勇気も必要です。
2. 時間をかけすぎる
細かく丁寧に磨きたい気持ちはわかりますが、長時間口を開けさせられるのは子どもにとってはストレス。仕上げ磨きは1回1〜2分を目安に、サッと終えるのが理想です。
3. 歯ぐきを強くこする
力を入れすぎると歯ぐきが傷ついたり、痛みを感じて仕上げ磨きが嫌いになる原因に。軽くなでるように、優しく磨くことを意識しましょう。
4. 子どもに何も伝えず始める
突然口を開けさせたり、いきなりブラシを突っ込むとビックリして嫌がる原因に。「今から仕上げ磨きするよ」と事前に声かけをすると安心感につながります。
5. 子ども任せにしすぎる
自分で磨けるようになっても、仕上げ磨きの卒業はまだ早いです。目安は小学校卒業まで。本人任せにせず、磨き残しチェックをしっかり続けましょう。
毎日の仕上げ磨きを気持ちよく続けてもらうためには、「痛くない・怖くない・楽しい」と感じてもらうことがカギです。NG行動に気づいたら、今日から少しずつ変えてみましょう。
仕上げ磨きをラクにする!おすすめグッズと習慣化のコツ
毎日続ける仕上げ磨きだからこそ、「少しでもラクに」「子どもが楽しめるように」工夫することが大切です。ここでは、実際に歯科医院でもおすすめしている便利グッズと、習慣化のコツをご紹介します。
●おすすめグッズ①:仕上げ磨き用のヘッドが小さい歯ブラシ
子どもの小さな口にも入りやすく、奥までしっかり届く小さめヘッドの歯ブラシがおすすめです。仕上げ磨き専用タイプなら、毛もやわらかく、歯ぐきを傷つけにくいのが特長です。
●おすすめグッズ②:ライト付きの歯ブラシやミラー
奥歯のチェックや磨き残し確認に便利なのが、ライト付きの歯ブラシや仕上げ磨き用ミラー。見やすくなるだけで、親のストレスも大幅軽減!
●おすすめグッズ③:フロス(糸ようじタイプ)
歯と歯の間は磨き残しが多く、虫歯になりやすい場所。フロスを取り入れると、虫歯予防効果がグッと高まります。当院では、ヘッドの曲がるタイプをおすすめしています。
●習慣化のコツ①:タイミングを固定する
「お風呂のあとに仕上げ磨き」「絵本を読む前に磨く」など、毎日同じ時間帯・流れで行うことで、自然と“やるのが当たり前”になります。
●習慣化のコツ②:楽しいイベントにする
「終わったら好きな絵本を読もう」「シールを貼ろう」など、ごほうび感覚で仕上げ磨きを組み込むと、子どもも前向きに取り組めます。
仕上げ磨きは、子どもの健康を守る大切な時間。でも無理なく続けられることが一番です。便利グッズや習慣化の工夫で、親も子どもも楽しく続けられる環境をつくっていきましょう。
最後に、全体をふり返る「まとめの文章」を作成いたしますか?
仕上げ磨きは「やらなきゃ」から「やりたい」へ。親子で楽しく続けよう!
仕上げ磨きは、子どもの虫歯予防に欠かせない大切な習慣です。とはいえ、毎日嫌がられてイライラしたり、思うようにできなかったりと、悩みはつきものですよね。
今回ご紹介したように、子どもが嫌がる理由を知り、年齢に応じた工夫を取り入れることで、仕上げ磨きはもっとラクに、もっと楽しく続けられるようになり、仕上げ磨きは「親が頑張るもの」から「親子で楽しく過ごす時間」へと変わっていきます。
小さな毎日の積み重ねが、将来の健康な歯を育てる基盤になります。ぜひ、今日から一つでも取り入れてみてください!
お子さんの仕上げ磨きやお口のことでお悩みの方はお気軽に当院へご相談ください^初めての方はLINEまたはお電話(0438-38-4854)からご予約ができます。