陽光台ファミリー歯科クリニックは千葉県木更津市、内房線君津駅が最寄りの歯科クリニックです

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雨の日に歯が痛いのはなぜ?気圧・気分と歯の不調の関係を解説

木更津市の歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックのマイクロスコープデンタルアシスタントです🦷

雨の日になると歯が痛む…それ、気のせいではありません!
実際に、梅雨や台風の時期など、気圧や湿度が大きく変化する季節には、「歯がうずく」「噛むと違和感がある」といった症状を感じる人が増えます。

雨

これは、気圧の低下や自律神経の乱れが、歯に影響を与えるためです。

また、雨の日特有の「憂うつ感」やストレスも、噛みしめや歯ぎしりなどの無意識な行動につながり、歯や顎に負担をかける原因に。つまり、天気と歯の調子は無関係ではないのです。

 

気圧の変化が歯に与える影響とは?

「気圧が下がると歯が痛む」…その仕組みを知っていますか?

天気が崩れる前や雨の日に歯の違和感を覚えるのは、気圧の低下によって歯の内側の圧力バランスが崩れるためです。特に、治療途中の虫歯や過去に治療した歯、詰め物や被せ物のある歯は、わずかな圧力変化でも敏感に反応しやすくなっています。気圧の変化により血流が悪くなると、知覚過敏や違和感が強まることも。

特に飛行機に乗ったときに歯が痛くなった経験がある人は、気圧の変化に敏感な体質かもしれません。日常生活でも雨の日や気圧の急変には注意が必要です。

 

気分が沈むと、歯の違和感が増す?その理由とは

雨の日になると、なんとなく気分が沈んだり、集中力が落ちたりしませんか?

ダルい

これは「気象病」や「気分変調」とも呼ばれ、自律神経のバランスが乱れることによって起こる体調の変化です。そして実は、こうした心の状態も、歯や顎に不調をもたらす原因になることがあります。

自律神経が乱れると、交感神経が優位になり、筋肉が緊張しやすくなります。すると、無意識に歯を強く噛みしめたり、夜間の歯ぎしりが増えたりして、歯や顎に過度な力がかかるようになります。

歯ぎしりうるさい

この影響で、歯が浮いたような感覚や、噛み合わせの違和感、あごの疲れなどを感じやすくなるのです。

また、うつ状態や不安感が強い時には、痛みに対する感受性が高まりやすいこともわかっています。「いつもなら気にならない程度の刺激でも、強く痛く感じる」という状態が、雨の日の気分の落ち込みと歯の違和感の結びつきを説明する一因です。

 

雨の日に悪化しやすい「歯のトラブル」には要注意!

気圧や気分の変化が体に影響を与えるように、特定の歯の疾患も雨の日に悪化しやすくなります。以下のような症状がある方は、特に注意が必要です。

✅ 虫歯の進行・治療途中の歯
治療中で神経に近い虫歯や、詰め物の中で虫歯が再発している歯は、内圧の変化に敏感です。天気が悪くなると「ズキズキと痛む」「噛んだときだけ響く」といった症状が出やすくなります。

✅ 根管治療中の歯(神経を取った歯)
神経を除去した歯でも、根の先に炎症が残っている場合や、治療の途中段階では、気圧の変化によって痛みや違和感を感じることがあります。

✅ 知覚過敏
冷たいものがしみる知覚過敏も、気圧の変化やストレスの影響で症状が強くなることがあります。特に、雨の日はしみる感覚がいつもより鋭く感じられる方が多いようです。

✅ 顎関節症や噛みしめグセ
雨の日の気分の落ち込みやストレスは、噛みしめ・歯ぎしりの悪化にもつながります。これが顎関節に負担をかけ、あごの痛みや口が開きにくい症状を誘発することもあります。

こうした症状が雨の日に強く現れる場合は、慢性的な疾患や未治療の問題が隠れているサインかもしれません。早めの受診とケアが大切です。

歯科医院でのクリーニング

 

「雨の日=歯が痛む」を防ぐために、今日からできる対策を!

気圧や気分の変化はコントロールできなくても、歯の不調を和らげるためのセルフケアや習慣で予防・軽減は可能です。以下の方法を取り入れて、雨の日も快適に過ごしましょう。

🔹 定期的な歯科検診を受ける
一見問題なさそうな歯でも、隠れた虫歯や歯周病、詰め物の劣化があると、気圧の変化で痛みを感じやすくなります。定期検診で早期発見・早期治療を心がけましょう。

歯科検診

🔹 ストレスケアとリラックス
気分の落ち込みが強いときは、深呼吸やストレッチ、軽い運動などで自律神経を整える習慣を取り入れてみましょう。睡眠をしっかりとることも、噛みしめ・歯ぎしりの予防につながります。

ストレッチ

🔹 噛みしめや歯ぎしりの癖に注意
雨の日に頭痛やあごの疲れを感じる場合、日中の無意識な噛みしめ癖があるかもしれません。口元を意識して「軽く歯を離す」練習をしましょう。必要に応じて、歯科でマウスピースを作るのも有効です。

🔹 知覚過敏ケアの歯磨き剤を活用
しみやすい症状がある場合は、知覚過敏専用の歯磨き剤を取り入れることで、痛みを軽減できることがあります。ただし、市販品で改善しない場合は早めに相談を。

歯磨き粉

気圧や気分の影響を完全に避けることはできませんが、日頃のケアと早めの対処で歯のコンディションを保つことができます。

雨の日に歯が痛くなるのは、気のせいではありません。
天気が崩れると、気圧や湿度、気分に変化が生じ、体にもさまざまな影響が現れます。歯の痛みや違和感もその一つで、特に虫歯・知覚過敏・根管治療中の歯をお持ちの方は、気圧の低下や自律神経の乱れによって症状が強く出ることがあります。

また、雨の日は気分が沈みがちで、それが噛みしめや歯ぎしりなどの無意識な癖につながり、歯や顎への負担を増やしてしまうことも。特に顎関節症や慢性的な歯のトラブルを抱えている方は要注意です。

大切なのは、「天気のせい」と放置せず、定期的な歯科検診と日々のセルフケアを続けること。痛みが出たときは無理せず、早めに歯科医院で診てもらいましょう。

天気に左右されない健やかな歯を保つために、雨の日こそお口のサインに耳を傾けてみてください。

雨