6月は「歯と口の健康週間」!今すぐ見直したいお口の習慣とは?
木更津市の歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックのマイクロスコープデンタルアシスタントです🐸
毎年6月4日〜10日は「歯と口の健康週間」として、全国で啓発活動が行われます。この週間は、歯と口の健康の大切さを見直し、予防や早期発見の意識を高めることが目的です。
実はこの取り組み、始まりは1928年の「虫歯予防デー」。その後時代の変化に合わせて形を変え、2013年から「歯と口の健康週間」として実施されています。現在は、日本歯科医師会、厚生労働省、文部科学省などが協力し、学校・地域・医療機関を通じてさまざまな啓発が行われています。
忙しい毎日の中で、お口の健康はつい後回しにされがち。だからこそ、この1週間をきっかけに、自分や家族の口の状態をチェックすることが大切です。
見逃しがちなサインに注意!お口の健康チェックポイント①:歯茎の腫れや出血
歯磨き中に歯ぐきから血が出る、腫れている、赤くなっている──そんな症状に心当たりはありませんか?これらは、歯周病の初期症状である可能性があります。
歯周病は、初期にはほとんど自覚症状がないため、気づかないうちに進行してしまう病気です。放置すると、歯を支える骨が溶けてしまい、最悪の場合、歯を失うことも。
6月の「歯と口の健康週間」は、普段見落としがちな歯ぐきの状態を見直すチャンス。鏡でチェックして、出血や腫れがあれば、早めに歯科医院で診てもらいましょう。
口臭や乾燥も要注意!健康チェックポイント②:口内環境の変化
お口の健康は見た目だけでなく、においや感覚にも現れます。最近、口臭が気になる、口の中が乾燥しやすいと感じる方は注意が必要です。
口臭は口内の細菌増加や歯周病、むし歯が原因のことが多く、放置すると悪化します。また、口の乾燥は唾液の分泌低下によって起こり、唾液は口内の細菌を洗い流し、健康を守る役割があります。乾燥状態が続くと、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
6月の「歯と口の健康週間」をきっかけに、口臭や口の乾きといった口内環境の変化にも目を向け、異変を感じたら早めに歯科で相談しましょう。
子どものお口も見直そう!チェックポイント③:歯並びと噛み合わせ
「歯と口の健康週間」はお子さんのお口の健康を見直す絶好の機会です。特に乳歯から永久歯に生え変わる時期は、歯並びや噛み合わせの乱れが起こりやすく注意が必要です。
歯並びが悪かったり、噛み合わせがズレていたりすると、将来的に顎の発育や咀嚼機能に影響が及ぶ可能性があります。早めに専門医に相談し、必要に応じて矯正を始めることで、自然な発育を促し負担の少ない治療が可能です。
6月の「歯と口の健康週間」を活用し、お子さんのお口の状態をしっかりチェックしましょう。
予防がカギ!チェックポイント④⑤:定期検診とホームケアの見直し
お口の健康維持には、歯科医院での「定期検診」と毎日の「ホームケア」が欠かせません。
定期検診では、虫歯や歯周病の早期発見・治療だけでなく、専門的なクリーニングも受けられます。症状がない場合でも、半年に一度の受診をおすすめします。
また、毎日の歯磨きやフロス、うがいなどのホームケアもとても重要です。正しいケア方法で磨き残しを減らし、歯ブラシの交換時期(約1ヶ月)を守ることが健康な歯ぐきを保つポイントです。
6月4日〜10日の「歯と口の健康週間」は、歯と口の健康を見直す絶好のタイミングです。歯ぐきの腫れや出血、口臭や口の乾燥、子どもの歯並び、そして定期検診や日々のホームケアまで、幅広くチェックしましょう。
早めの発見と予防が健康な歯を守る鍵です。ご自身やご家族のお口の状態に目を向け、気になる症状があれば歯科医院で相談してください。
健康なお口は生活の質を向上させ、笑顔を支える大切な財産です。6月の「歯と口の健康週間」をきっかけに、一生使える歯の健康づくりを始めましょう!