山椒の実とスポーツドリンク 熱中症対策に有効なのは?
スポーツドリンクは危険?
こんにちは🍀木更津市の歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニック🍀です。
毎日の気温の乱高下に悩まされていませんか?最近は気温30度超えの日もあり身体が全くついていきません。
テレビのワイドショーでも熱中症についての特集を組んでいて「暑熱順化」という言葉も良く聞かれます。
暑熱順化とは、体を暑さに慣れさせることで、汗をかきやすくし、体温調節を上手くできる状態にすることです。軽い運動をしたり、湯船に浸かるなどの方法があります。暑熱順化には、人によって異なるようですが、数日から2週間程度かかるそうです。
熱中症って今の時期でもなるんですよ!
知っていましたか?
私は「まだまだでしょ」という認識だったのですが、、、さすがに30度超えは、、湿度とも関係があるって、へ〜?
熱中症対策には、電気代が高い今、簡単ではないですが、エアコンを上手に使う事も大切だと言われます。まだ5月だし、、というためらいの気持ちもわかりますが、さすがに30度を超える日は、必要な時間帯もありますよね。
当院の歯科医師の1人は昔、熱中症で救急搬送された事があるとの噂も、、
みなさんもお気をつけ下さい。
特に体温調節が難しいお子さんや高齢者のいるご家庭では注意して下さいね!高齢者は具合が悪いことに気がつかないケースもあります。
万が一具合が悪くなってしまったら、直ぐに涼しい場所に移動させて、衣類をゆるめ、脇の下、首周り、太ももの付け根などの動脈を素早く冷やすことが大切です。氷や保冷剤がなければ冷たいペットボトルを挟んでも良いかもしれません。
またスポーツドリンクなどを少しずつ飲ませて下さい。経口補水液も有効ですが、日常的に飲むものではないと認識しておきましょう。意識がなくなったり、あきらかに反応がおかしい時はためらわず救急車。熱中症は対応によっては死に至る可能性があります。決して安易に考えないで下さいね。熱中症の応急処置について詳しくはこちらをご覧ください。
実は先日の30度超えの日、私は庭の山椒の実を摘み取りました。暑いからやりたくはなかったのですが、実が黒ずんでしまうと美味しくないので、香りが立った時に一気に摘むことにしました。もちろん熱中症対策はしましたよ。我が家で植えている山椒は「朝倉山椒」という品種で、トゲがなく庭に植えても扱いやすいものです。木の下に立つだけで山椒の爽やかな香りがして「初夏」の清々しい空気を感じます。
生姜もそうですが、山椒も薬効のある成分を多く含んでいるので、この時期に料理に取り入れるのは理にかなっています。山椒の実の主な成分は、サンショオールとシトロネラールとジテルペンだそうです。
サンショオールはぴりぴりとした辛味成分です。料理をする時は、水にさらす時間で辛味量をコントロールします。我が家は辛味大好き派とほどほど派が混在するので、どの辛味で止めるか毎回悩みます。胃がつかえたなと思う時に山椒の実を食べるとスッキリしますよ。また血行が良くなったり汗をかきやすくなる働きがあります。今の季節にぴったりでしょ!熱中症対策にしたいな〜!殺菌・抗菌作用もあるらしいですよ。
またシトロネラールは香り成分で鎮静作用があるそうです。虫よけにも利用されています。
そしてジテルペンとは、山椒特有の爽やかな香り成分です。抗酸化作用を高める働きがあります。
鰻に山椒の組み合わせも季節を考えたら納得出来ますね。
私は毎年、山椒の実としらすの佃煮を作ります。箸休めにもなりますし、保存食としても重宝します。今年はちょっと変わったところで山椒の実のオリーブオイルを作りました。見た目も爽やかでしょ?
サラダのドレッシングがわりに使うと鼻に抜ける香りとピリピリした味わいが癖になります。味を濃くしなくてもいただけるので健康的ですね。作り方は超簡単で、下茹でして、水気を取り除いた実をオリーブオイルの中に入れるだけです。パスタにも使えそう!にんにくを加えてペペロンチーノ風も良いかも知れません!楽しみ!
今の時期は睡眠、食事で体調を整えつつ、気温、室温に注意して夏の準備をしたいですね!
熱中症対策でお子さんにドリンクを持たせたり、自分の水分補給用にドリンク持つ方も増えてきていると思います。持って来て下さいね〜とお知らせがあった学校もあるのでは、、
飲み物を持ち歩く事は対策としてとても有効ですね。ただドリンクの成分には注意が必要です。熱中症を警戒し、日常的に塩味や甘みのあるドリンクをお子さんに持たせるご家庭もあるかと思います。脱水時は有効な成分も日常使いとなると虫歯の原因ともなってしまいます。暑い日、屋外活動が多い日、激しくスポーツする日など、状況によって必要な水分摂取の方法、摂取すべきドリンクも変わってきます。
毎日何種類も持たせられないよ!
毎日の事、いちいち対応できないよ!
わかります!!当然です!
飲み物は、基本的には糖分、塩分を含まない水や麦茶が望ましいのですが、スポーツをし、激しく水分が失われた時などは塩分不足が危惧されます。そうなるとスポーツドリンクのような飲料が必要です。しかしスポーツドリンクは電解質(ナトリウムやカリウムなど)や糖類を多く含みます。また含まれる酸性成分(クエン酸など)が歯のエナメル質を溶かす可能性があります。常用的摂取は虫歯のリスクをいっきに高めます。
スポーツドリンクがダメではなく、飲み方が大切なのです。摂取量や摂取タイミング、摂取後は水で口をすすぐなど、飲み方をお子さんと話し合ってみると良いですね。もちろんご自身もお気をつけ下さいね。寝る前に飲んで、歯を磨かないのは危険すぎますよ!!