陽光台ファミリー歯科クリニックは千葉県木更津市、内房線君津駅が最寄りの歯科クリニックです

〒292-0826 千葉県木更津市畑沢南5丁目22番27号
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歯医者は「歯が痛いから行く場所」ではありません

木更津市で、治療と予防により10年後、20年後の患者さんのお口の健康を守れる歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニックです🍀

 

歯が痛くなったら歯医者さんに行く

多くの方がそう考えているかもしれません。治療が終わり、受付で次回のクリーニングのご予約をお取りしようとすると、「え?もう治療終わったんですけど?」「まだ来なきゃいけないんですか?」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

もちろん、痛みを感じた際に適切な治療を受けることは重要です。しかし、私たち歯科医院の立場からすると、「歯が痛いから歯医者に行く」という考え方は、実はお口の健康にとって大きなリスクを抱えていると言わざるを得ません。

なぜなら、歯の痛みは、お口の中で何らかの異常がかなり進行しているサインであることが多いからです。虫歯であれば、神経にまで進行して炎症を起こしている状態かもしれません。歯周病であれば、歯を支える骨が溶け始め、歯ぐきの腫れや出血といった症状が現れている可能性があります。

痛みが現れてから歯医者に行った場合、治療はどうしても大掛かりになりがちです。虫歯が神経まで達していれば、根管治療という複雑な治療が必要になりますし、歯周病が進行していれば、外科的な処置が必要になることもあります。治療期間も長くなり、費用もかさんでしまうことが多いでしょう。最悪の場合、大切な歯を抜歯せざるを得なくなる可能性も否定できません。

また、初期の虫歯や歯周病は、ほとんど自覚症状がないまま進行することが多いのです。気づかないうちに病状が悪化し、痛みを感じ始めたときには、すでに手遅れになっているというケースも少なくありません。

「痛くなったら」ではなく、「痛くなる前に」歯医者に行くことの重要性を、ぜひご理解いただきたいと思います。後悔しないためには、痛くなる前のケアが鍵なのです。

 

なぜ痛くなる前に歯医者に行くべきなの?

では、なぜ「痛くなる前に歯医者に行く」ことが重要なのでしょうか? その答えは、「予防歯科」という考え方にあります。予防歯科とは、虫歯や歯周病が発生したり、悪化したりするのを未然に防ぐための取り組みのことです。

●予防歯科では具体的に何をするの?

歯科医院での定期検診やプロによるクリーニング、そして歯の質を強化するフッ素塗布などがあります。定期検診では、歯科医師が専門的な視点からお口の中の状態をチェックし、初期の虫歯や歯周病、その他異常がないかを丁寧に確認します。レントゲン検査などを行うことで、肉眼では確認できない部分の問題も早期に発見することが可能です。

また、毎日の歯磨きでは落としきれない歯石やバイオフィルム(細菌の塊)を、プロの技術で徹底的に除去するのがクリーニングです。これにより、虫歯や歯周病の原因菌を減らし、お口の中を清潔な状態に保つことができます。フッ素塗布は、歯の表面のエナメル質を強化し、虫歯菌の出す酸に溶けにくい丈夫な歯にする効果があります。

歯科医院でのクリーニング

●早期発見・早期治療のメリット

痛くなる前に予防歯科を受けることの最大のメリットは、早期発見・早期治療が可能になることです。初期の虫歯であれば、簡単な詰め物治療で済むことが多く、痛みを感じることもほとんどありません。歯周病も、初期の段階であれば、クリーニングや適切な歯磨き指導で進行を食い止めることができます。

このように、予防歯科は、時間的にも経済的にも、そして何よりも患者さんの負担を軽減する賢い選択と言えるでしょう。「痛くなってから」では遅いのです!

 

歯医者は「治療」だけじゃない!

多くの方が、歯医者は「歯が痛くなった時に治療に行く場所」と考えているかもしれません。しかし、現代の歯科医療における歯医者の役割は、もはや治療だけにとどまりません。私たちは、皆さまのお口の健康を守るパートナーでありたいと考えています。

外観

歯科医師や歯科衛生士は、単に虫歯を削って詰めたり、歯周病の進行を遅らせたりするだけでなく、お一人おひとりのお口の状態や生活習慣を詳しく把握し、虫歯や歯周病のリスクを評価します。そして、そのリスクを下げるための具体的なアドバイスや、正しい歯磨きの方法、食生活の注意点などを丁寧に指導させていただきます。

また、定期的な検診を通じて、小さな変化も見逃さずに早期発見に努め、必要に応じて適切な予防処置を行います。フッ素塗布やシーラント(奥歯の溝を埋める処置)なども、予防処置の有効な手段です。

このように、歯医者は、皆さまが生涯にわたって健康な歯で過ごせるように、治療だけでなく予防、そして健康維持までをサポートする存在です。痛くなってから慌てて駆け込むのではなく、定期的に歯医者に通い、お口の健康状態をチェックしてもらうことが、健康な歯を長く保つための重要な鍵となります。

 

年代別!歯医者の正しい通い方と注意点

●子供

お子さんの場合、最も重要なのは虫歯予防と正しい歯磨き習慣の確立です。保護者の方と一緒に歯磨きの練習をしたり、歯科医院の雰囲気に慣れることも大切です。当院には子供専用の診療室があり楽しく治療やメンテナンスを受けることができます。小児歯科についてはこちらをご覧ください。

小児専用診療室

●大人

学生さんや成人の場合は、初期の虫歯・歯周病予防が中心となります。不規則な生活習慣や食生活、ストレスなどが原因で、お口のトラブルが起こりやすい時期でもあります。定期的な検診で早期発見・早期治療を心がけるとともに、生活習慣を見直すことも重要です。また、近年では、歯周病が糖尿病などの生活習慣病と深く関連していることも分かってきていますので、全身の健康状態にも注意が必要です。

歯医者でのメンテナンス

 

●高齢の方

高齢者の方の場合は、歯周病対策に加え、入れ歯やインプラントのメンテナンスも重要になります。加齢とともに唾液の分泌量が減少し、お口の中が乾燥しやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、全身疾患をお持ちの方も多いため、歯科医師と連携を取りながら、よりきめ細やかなケアが必要となります。

食事

どの年代においても共通して言えることは、自覚症状がなくても定期的に歯科医院を受診することの重要性です。それぞれのライフステージに合わせた適切なケアを継続することで、生涯にわたって健康な歯を維持することができます。

 

今日からできる!痛くなる前の歯医者習慣

「歯が痛いから歯医者に行く」という考え方を卒業し、「痛くなる前に歯医者に行く」という新しい習慣を今日から始めませんか?

定期検診の頻度の目安は、一般的に半年に1回と言われています。しかし、お口の状態は人それぞれ異なりますので、歯科医師や歯科衛生士と相談して、ご自身に合った適切な頻度を決めることが大切です。次回の予約を忘れないように、治療後や検診後に予約をしておくのがおすすめです。

また、歯科医院との良好なコミュニケーションを築くことも、安心して通うためには重要です。気になることや不安なことは遠慮せずに質問し、納得のいく説明を受けるようにしましょう。

早期発見・早期治療は、時間的にも経済的にも、そして何よりも皆さまの身体的な負担を軽減します。「痛くなってから」では、どうしても治療が長引き、費用もかさんでしまう傾向があります。

今日から「痛くなる前」の歯医者習慣をスタートして、生涯健康な歯を守りましょう!

笑っている女性の口元