陽光台ファミリー歯科クリニックは千葉県木更津市、内房線君津駅が最寄りの歯科クリニックです

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ホールケーキをペロリと完食!虫歯?出来ません!

ー 砂糖の摂取量、日本の2倍!虫歯の罹患率1/2!スウェーデンの不思議!砂糖は虫歯のもと!!なんて、ウソ?! ー

 

こんにちは🍀木更津市で予防歯科を行なっている歯医者、陽光台ファミリー歯科クリニック🍀です。

 

歯を磨いても むし歯は防げない

先日、こんな書籍を見つけ、思わず購入してしまいました。オンラインニュースでも流れていたので気にはなっていたのです。
無類のスイーツ好きには最高のネタ!
バレンタインが近づき、原宿、表参道あたりのチョコレート店を自分用にチェックしていたタイミング、肯定感アゲの材料になりそうです。

 

甘いものをたくさん食べてもむし歯にならない?

スウェーデン人の砂糖の摂取量とむし歯の罹患率を比べると驚きの結果がありました。2021年の国民1人当たりの砂糖の摂取量は、スウェーデンが34.1キロ、日本が17.7キロで、スウェーデン人は日本人の2倍近い砂糖を消費しているんです。(Helgi Library 2021)

日本とスウェーデン一人あたりの砂糖消費量

甘いもの大好きな国なんですね。(うらやましい!) ところがむし歯の罹患率(3歳、6歳、12歳の平均)は、スウェーデンで17.3パーセント(2021年スウェーデン国立保健福祉委員会)、日本は33.1パーセント(厚生労働省令和2年歯科疾患実態調査)。

日本とスウェーデン虫歯の罹患率

砂糖をスウェーデンの半分ぐらいしかとっていない日本の方がはるかに虫歯になってる!!なんで!!

甘いものを食べすぎると虫歯になっちゃうよって、子供の頃から言われていましたよね?
それってウソってこと?

それとも日本人って歯磨きが足りない?

実はそれもブブブ〜!

ばつ

この本によると日本人は世界で一番歯磨きにかける時間が長いそうです。

甘いものをあまり食べていなくて、歯磨きは世界で一番一生懸命やって、、、で、虫歯になる?
絶対それっておかしいでしょ!!

そうすると考えられるのは歯磨きの仕方なの!何が間違っているの?

むし歯予防というと、歯磨きを思い浮かべる人も多いでしょう。
おやつを食べた後は念入りに歯磨きしなくちゃ とか、
チョコレート好きな子は虫歯になりやすい とか
あたかも砂糖が悪だ!みたいな都市伝説の数々をどう説明するの?

虫歯の原因は口の中の糖と炭水化物が虫歯菌のエサになるからです。
だったら、この栄養素を摂取しなければ良いでしょう!!的な理論はナンセンスで、どれも私達の身体を作る大切な栄養素なのです。
都市伝説の中には、そんなナンセンス理論から来るものが少なくありません。

糖も炭水化物も摂りすぎは、成人病など健康的な生活の妨げになります。しかし虫歯リスクの根本原因とはならないのです!!

だったら教えて!
おいしいスイーツを食べながら虫歯にならない方法!

1.フッ素が大事!
虫歯予防にはフッ素が大切というのは世界的常識です。しかし日本ではまだまだフッ素=毒というイメージを持つ方がいますよね。(この原因については別の機会にお話ししますね!)
スウェーデンの歯みがき粉ほど高濃度にフッ素が含有されている製品は日本にはありません。にもかかわらず、歯磨きの後、私達は何度も口をすすぎますよね。これで、わずかに取り入れたフッ素を洗い流してしまっているんです。
それってダメだよね?
そうなんです。残念な行為なのです!

うがい

 

2.pH5.5は危険な世界。阻止せよ!
私達の口の中は基本中性です。しかし食事をすると口腔内は酸性に傾きます。pH(水素イオン指数)が5.5以下になると歯は酸によって溶け出します。

ステファンカーブ

例えば、お菓子を食べながら映画を観ていると、その間、歯は危険にさらされている事になります。唾液の働きにより中性に戻ろうとしますが、次から次へと食べ物を口に運び続けると中性には戻れません。大事なのは食べ方で、ダラダラ食べは最も危険です。何度もおやつを食べるよりは、食事の時におやつを食べる方が虫歯リスクは減少するとのことです。(食後のデザート容認決定!)

 

3.虫歯菌ゼロの夢を見るな!
一生懸命歯を磨いて虫歯菌を追い払いましょう!なんて啓発漫画?アニメ?見たことはありませんか?
一生懸命歯を磨いても虫歯菌はゼロになりません(断定かよ)
口腔内の虫歯菌は多い少ないはあるもののゼロにはなりません。大人しくしていた虫歯菌も口腔内環境の変化で突然、歯の工事を始めることがあります。
私達に出来ることは、虫歯菌ゼロではなく、虫歯菌を出来るだけ活動させない事です。むきになって歯磨きをして、歯のエナメル質や歯茎を傷つけてしまっては敵の思うツボです。

 

4.人を頼れ!
虫歯の原因の1つでもあるプラーク除去は、残念ながら自分では完全に行うことはできません。自分達の頑張りだけでは限界があるのです。歯科医院の領域となります。スウェーデンはほぼ100%近い子供達が歯の定期検診を受けていると聞きます。これに対し日本は全く追いついていません。日々のお手入れは大切ですが、専門家に頼る領域もあるのです。

歯科医院でのクリーニング

 

虫歯は歯を失うばかりではなく、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高まります。
子供の頃から虫歯菌に対する正しい知識を持って、敵の活動を活発化させないことが一番大切なことと言えます。

当院では、ママやパパ、子供たちと楽しみながら口腔内衛生を学ぶイベントを行っています。是非、遊びに来て下さいね。
イベントの詳細については、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。お待ちしております。

さあ、チョコレートを買い出しに行くぞ〜!!