【院長のぼやき】「最新の根管(根幹)治療機器あります」について
最近の講演続きでブログをサボっていた陽光台ファミリー歯科クリニック🍀院長の渡辺泰平です。
本日はぼやきシリーズ第一弾として日頃感じているプチイラッとしていることについて書いていこうと思います。
歯科医療関係者の中には図星で不快な思いをされる方、賛同して頂ける方といらっしゃると思いますので、勝手に渡辺がぼやいてるよと優しい気持ちで見ていただけると幸いです。
さて本題に入りたいと思います。
冒頭でお話したように、最近は月2本ペースでマイクロスコープや根管治療などを中心に講演させていただいております。
その際、受講される先生方、衛生士さんからどんな機器がいいですか?どこのマイクロスコープがいいですか?などのご質問をよくよくいただきます。
また、マイクロスコープ完備、最新の根幹治療機器完備などを謳っているHPやインスタなどもよく拝見します。
大概、「CTと合わせることで、精度の高い歯の根の治療(歯の神経の治療)を実現するために、最新の機器を完備しております。根管治療を繰り返している方は、是非ご相談ください」みたいな文言が併せて記載されていますが……
正直なところ、マイクロスコープ、最新の根幹治療機器完備していようが、道具が根管治療をしてくれるわけではないのです。
例えば、F1のレーシングカーを免許取りたての人が運転したからといってサーキット走行で好タイムでますか?
もしかすると普段から乗り慣れている車の方が好タイムでるかもしれませんよね(笑)
マイクロスコープも同じで、マイクロスコープを覗いて見ていたところで、見ている箇所が歯科医師の熟練度によって異なるのです。
CTもまったく同じで、撮影した画像のどこを見ているかが歯科医師の熟練度によって異なるのです。
そういったことから、道具が根管治療をしてくれるわけではないのですという言葉につながるのです。
多くの患者さんにご来院いただくために、HPやインスタに掲載されているのでしょうが、最終的には歯科医師の技量です。
根管治療においては、多くの症例を経験しているかなどの処置実績や講演実績、セミナー受講頻度、所属学会などが大事になってきます。
ちなみに、私の講演実績はこちら
一朝一夕に技量が上がる訳ではないので、どれだけ鍛錬しているかに注目するとよい歯医者さんを見つけやすくなるのではないでしょうか。
なので、セミナーや学会の多い日曜日に診療している歯科医院は私の中ではよい歯医者とは言えません。
ここまで言いたいことを書かせていただきましたが、あくまでも私のぼやきですのであしからず。
以前ご案内した8月4日にDH清水さんと私で、歯科衛生士向けのセミナーですが、
ご好評により定員が無事に埋まりました。
機会がありましたら第二弾も開催しますので、その際は奮ってご参加ください。
詳しくはこちらまで
今後もさらに研鑚を積んで患者さんに還元していきます。
では、次回のブログもお楽しみに!
君津市近くの木更津市畑沢南の陽光台ファミリー歯科クリニック
最寄りはJR君津駅
院長 渡辺 泰平(歯学博士)
PERF-JAPAN講師(根管治療)
Karl Kaps Germany 認定講師(マイクロスコープ)
日本・アジア口腔保健支援機構 第二種感染管理者検定講師
日本顎咬合学会 認定医
日本アンチエイジング歯科学会 認定医
日本健康医療学会 認定医
日本・アジア口腔保健支援機構 第一種感染管理者
健康医療コーディネーター