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小児歯科

歯の生え変わりが早すぎる・遅すぎるのは大丈夫?判断のポイントと対応法

木更津市で子どもの歯医者なら陽光台ファミリー歯科クリニックへ🍀小児歯科について詳しくはこちらをご覧ください。

子どもの歯の生え変わりは、成長の大切なサインです。乳歯から永久歯へと切り替わるこの時期は、見た目だけでなく噛み合わせや発音、あごの発達にも関係しています。

一般的には、生後6か月ごろから乳歯が生え始め、2歳半〜3歳ごろまでに上下20本がそろいます。そして6歳前後から乳歯が抜け、永久歯が生え始めるのが平均的なスケジュールです。

最初に抜けるのは下の前歯。その後、前歯から奥歯へと順番に生え変わっていき、12歳ごろにはほとんどの永久歯がそろいます(親知らずを除く)。

歯式

この「歯の交換期」は約6年間と長く、個人差も大きいのが特徴です。

ただし、極端に早すぎたり、遅すぎたりする場合は注意が必要です。異常のサインを見逃さないためにも、「平均的な流れ」を知っておくことがとても大切です。

 

早すぎる歯の生え変わりは大丈夫?考えられる原因とリスク

「まだ4歳なのに歯が抜けた…」「5歳で永久歯が生えてきたけど早すぎない?」
そんな心配を抱える保護者の方も少なくありません。実際に、歯の生え変わりが平均よりも早すぎる場合、注意すべきケースがいくつかあります。

まず、虫歯や外傷が原因で乳歯が早期に抜けてしまうことがあります。虫歯で歯の根が弱くなると、自然な順序を待たずに抜けてしまうことも。また、転倒や打撲などで歯にダメージを受けた場合も、同様に早期脱落することがあります。

転んだ子供

さらに、先天的な要因として「過剰歯(かじょうし)」や「癒合歯(ゆごうし)」が関与していることも。

これらの異常があると、乳歯が予定より早く抜けたり、永久歯がズレて生えてくる原因になることがあります。

こうした早期の生え変わりは、放っておくと歯並びが悪くなったり、発音や噛み合わせに支障をきたすリスクが高まります。歯のスペースが狭くなり、永久歯が正しく並べなくなる可能性も。

「ちょっと早すぎるかも?」と思ったら、一度歯科医院での確認がおすすめです。早期のチェックと対応が、将来の歯並びトラブルを防ぐカギになります。

 

遅すぎる歯の生え変わりにも注意!考えられる原因と見極め方

「もう7歳なのに、まだ1本も乳歯が抜けていない…」
「前歯が抜けたけど、半年たっても永久歯が生えてこない」
このように、歯の生え変わりが遅すぎるケースも、保護者の不安の種です。

生え変わりの時期には個人差がありますが、目安としては6歳までに前歯が抜け始め、7〜8歳で上下の前歯が永久歯に生え変わるのが一般的です。

もし8歳を過ぎてもほとんど乳歯が残っているようであれば、一度専門的な診断を受けることをおすすめします。

考えられる原因としては、以下のようなものがあります:

・先天性欠如歯(生まれつき永久歯がない):意外と多く、10人に1人は1本以上の永久歯が欠如しています。

・乳歯の根が吸収されない(吸収不全):これにより乳歯が自然に抜けず、永久歯が出てこられないケースも。

・栄養バランスや全身の成長の遅れ:極端に偏った食事や、持病が影響することもあります。

また、あごの成長が未熟だと、永久歯が出るスペースが足りず、歯ぐきの中で待機してしまうことも。

見た目では判断が難しいため、レントゲン撮影で永久歯の有無や位置を確認することが大切です。「まだかな?」と思ったときは、気軽に歯科を受診しましょう。

 

こんなときは歯医者へ!受診すべきタイミングとチェックポイント

歯の生え変わりは個人差が大きいものですが、「様子見」で済ませていい場合と、「受診が必要」な場合があります。では、どんなタイミングで歯科医院を受診すべきなのでしょうか?

以下のような症状が見られたら、できるだけ早めに歯医者へ相談しましょう。

✅ 6歳を過ぎても前歯がグラグラしない・乳歯がまったく抜ける気配がない
→永久歯が存在しない(先天性欠如歯)などの可能性もあるため、レントゲン検査での確認が必要です。

✅ 乳歯が抜けたあと、数ヶ月たっても永久歯が生えてこない
→永久歯が正しい位置にない、あるいは骨の中で停滞している場合があります。

✅ グラグラしている乳歯が半年以上抜けずに残っている
→下からの永久歯の力が弱かったり、乳歯が癒着していたりするケースがあります。

✅ 永久歯が斜めや変な位置から生えてきた
→歯列や噛み合わせに影響する恐れがあるため、早めの対応が重要です。

これらのサインは、歯の生え変わりのトラブルを早期に発見するための重要なヒントです。早く気づいて対処することで、将来的な矯正治療や抜歯のリスクを減らすことにもつながります。

保護者として「気になるな」と思ったときが、受診のタイミング。迷ったら相談を心がけましょう。

歯医者での歯科検診

 

親ができるサポートは?歯の生え変わりを見守るためのポイント

歯の生え変わりは、子ども自身では気づきにくく、対応も難しいため、親のサポートがとても大切です。過度に心配しすぎず、でも見過ごさない。そのバランスがポイントです。

まず意識したいのは、「焦らず観察を続けること」。生え変わりの時期には個人差があります。少し早い・遅いだけであれば問題ないことも多いので、日々のお口の様子をよく見てあげましょう。

仕上げ磨き

また、歯やあごの発達にはよく噛んで食べる習慣が大切です。やわらかいものばかりに偏らず、噛みごたえのある食材を取り入れるよう心がけてください。これにより、あごの成長を促し、歯の生えるスペースも確保されやすくなります。

さらに、定期的な歯科検診を受けることで、目には見えない異常やトラブルを早期に発見できます。歯のクリーニングやフッ素塗布などの予防処置も、将来の虫歯や歯並びのトラブル予防に役立ちます。

おすすめなのが、歯の生え変わり記録をつけること。どの歯がいつ抜けたか・生えてきたかをメモしておくことで、変化に気づきやすくなり、受診時にも有用な情報になります。

子どもの歯の生え変わりは一生に一度きりの大切な成長の証。心配しすぎず、でも見逃さず、親子で安心して見守れる環境を整えていきましょう!

お子さんのお口のことでお困りごとがあれば、子供専用の診療室がある当院へ一度ご相談ください!初めての方はLINEまたはお電話(0438-38-4854)からご予約ができます。